「法学部が気になるけど、実際にはどんなことを学ぶのだろう?」
このようにお悩みの学生さんもいらっしゃるかもしれません。
主に法律について学ぶ法学部ですが、実際には何をどのようにして学ぶのでしょうか?
今回は、法学部では何を学ぶのか解説します。
また、進路先にお悩みの学生さんに向けて、立正大学法学部の3つのコースについて、それぞれ何を学べるのかもご紹介します。
さらに、学んだことを生かす場として、法学部の就職先もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
法学部で学ぶのは、法律にまつわるあらゆることです。
まず、憲法・民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法の六法を中心に、法律の内容や過去の事件での活用方法、成り立ち、解釈などを学びます。
法学部で法律を学ぶ、というと「法律をたくさん覚えなければいけないのではないか」と思われる方もいますが、実は丸暗記する必要はありません。だいたい、「これについての条文はこの辺り」という程度に覚えておけば問題ないのです。
研究の対象となる事例や争点を、法律の条文と照らし合わせて考えていくのが主なので、暗記力よりも思考力が求められる学問といえます。
法律の基礎は、立法論と解釈論という2つの立場から学ぶのが一般的です。
立法論では「法律をどう変えるべきか、どんな法律を作るべきか」を考え、解釈論では「今ある法律をどう解釈すべきか」を考えます。
言い換えれば、問題を解決するのに法律の改定や立法でアプローチするのが立法論、今ある法律をさまざまな視点から解釈することで問題解決を図るのが解釈論です。
ほかにも、法律との関係が深い学問として、政治学を学びます。
法律は政治の中で生まれてきたものなので、政治の歴史や過去の政策について学ぶことは、法律への理解をさらに深めてくれます。
また、国際政治学といって、世界各国の法律や政治を学んだり、それらと日本の法律を比較したりするのも法学部で学ぶ内容です。
このように、法学部では、法律と法律が関係するさまざまな領域を学ぶことができ、法律を用いて柔軟かつ客観的に物事を捉える力「リーガルマインド(法的思考力)」が身に付きます。
「法学の森」といわれるように、一口に法学といっても、その分野はきわめて広大です。また、法学部出身者の活躍の場は、公務員、民間企業、各種士業など、実に幅広く用意されています。そのため、立正大学法学部では、学生が将来の進路に応じて体系的に学修を進められるようにするため、社会公共コース、ビジネス法コース、特修コースの三つのコースを用意しています。多くの高校生にとって、法学は未知の学問であろうと思います。そこで、コースの選択は、大学入学後、1年次の12~1月ごろに行います。大学で法学の講義を受け、あるいは大学生活を送る中で様々な経験や出会いを経たうえで、将来の進路や個々の志向に応じて、所属コースを決定することができます。なお、選択した各コースの特徴に合わせて設定されているいくつかの科目を履修することが求められていますが、どのコースに所属していても、法学部開講のほとんどすべての科目を履修することができます。したがって、コース選択後に将来の希望進路が変わったとしても、問題なく対応できます。
立正大学法学部の特長は、徹底した少人数教育、大学内にとどまらないフィールドワーク、経験豊かな実務家による教育とともに、現代社会の諸問題に即応した科目の充実にあります。また、法学部独自に多彩な課外講座が展開されてもいます。立正大学法学部は、正課および課外での教育により、学生の希望進路の実現を後押しするだけでなく、リーガルマインド(法的思考力)を身につけた一人の社会人として社会や地域に貢献できる人材の育成に尽力しています。
立正大学法学部では、まず1年次に法学の基礎を学びます。1年次には、学生ごとに学ぶ内容に差はありません。
そして、2年次からは、学生それぞれが自身の興味や関心に沿って、3つのコースいずれかに進むことになります。
3つのコースとは、「社会公共コース」「ビジネス法コース」「特修コース」。決めるのは1年次の後期ですので、大学生活で培った出会いや経験を踏まえて決めることも可能です。
2年次には法学の専門知識の修得、3~4年次には法学の専門知識の応用を目指して、学習を進めていきます。
立正大学法学部では、大学の中では珍しく、2年次からと少し早い時期からゼミが開始されます。
ゼミは1ゼミあたり平均10人の少人数制で、原則として3年間同じ教員のもとで研究を行えます。ほかの学生や教員との距離が近いのも、立正大学法学部ゼミの魅力です。
基礎的な知識を定着させる「講義」と、問題演習などで知識の応用力を高める「演習」と「ゼミ」、そして法の知識と考える力を資格試験や実践の場で生かせるようにレベルアップさせる「課外講座」。
この4つを柱に、3コースのどこでも確かな知識の定着と実践力を鍛えることができ、進路も幅広いものとなります。
立正大学法学部では、2年次以降の進路を、学生それぞれの興味や進路に合わせて「社会公共コース」「ビジネス法コース」「特修コース」の3コースから選択できます。
テキスト③法学部で学んだことは、将来いったいどんなことに役立つのでしょうか?
ここでは、法学部生の就職先として代表的な3つを紹介します。
法学部といえば、裁判官や弁護士といった法曹への就職を思い浮かべる方も多いでしょう。
法曹とは、裁判官・検察官・弁護士の3つを指すことが多く、法曹三者とも呼ばれます。
裁判官は、裁判にて中立の立場で公正な判決を下すこと、検察官は、犯罪や事件の捜査と被疑者の起訴が主な仕事です。
弁護士は、裁判にて被告人の権利を守る姿をイメージする方が多いでしょう。裁判以外でも、依頼者の依頼に応じて紛争を解決するなど、活躍の幅が広い仕事です。
法曹になるための司法試験は合格率がここ数年4割程度と難関ですが、法律のスペシャリストである法曹は、法学部生が誰しも一度は夢見る就職先です。
法曹とはいいませんが、法律に関する仕事には、ほかにも司法書士や弁理士、税理士、行政書士などがあります。
公務員は、法学部生に人気の就職先です。
例えば、国家公務員や地方公務員、警察官、国税専門官などのほか、裁判所事務官や家庭裁判所調査官になれば各地の裁判所で働けます。
国の法律について学んだ後、国や自治体を運営する側として働くことになるため、培った知識が生きてやりがいを感じることも多いでしょう。
また、公務員試験には憲法・民法・行政法を中心に、法律に関する問題が多数出題されます。
法律の知識が十分あるため、公務員試験に有利なことも、就職先として公務員が人気の一因です。
公務員については以下のコラムで詳しく解説しておりますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
実は、法学部生は一般企業でも幅広い活躍の場があります。
私たちが安心して生活していく上で法律を守ることが欠かせないように、企業が健全に事業を続けていくのにも法律順守は不可欠です。
例えば、金融業界ではお金を取り扱うのに法律の知識が必要ですし、メーカーでは法律を順守した製品を作ることが求められますし、建設業界では安全のために法律の知識が必須です。
また、企業の総合職または一般職として入社することが多いですが、新卒から法務部門という法律と深く関わる部門に配属される可能性もあります。
法学部で学んだことは、一般企業でも非常に活躍の幅が広いのです。
法学部では、法律の基礎として基本六法を中心に、法学や政治学など法律に関するさまざまな領域を学びます。
法学部の就職先は、弁護士や裁判官など法曹のみならず、公務員や民間企業など幅広いです。
法律の知識と、その応用力が身に付く法学部への進学を考えてみてはいかがでしょうか?
立正大学法学部では、1年次に法律の基礎を学び、2年次以降は「社会公共コース」「ビジネス法コース」「特修コース」の3コースから選んで、学生それぞれが興味や進路に合った内容を学べます。
法律の知識だけでなく、実践力や応用力も鍛えられる課外学習やフィールドワークも豊富です。
法学部が気になっている方は、ぜひ以下から立正大学法学部のホームページもご覧ください。
立正大学法学部の特長は、徹底した少人数教育、大学内にとどまらないフィールドワーク、経験豊かな実務家による教育とともに、現代社会の諸問題に即応した科目の充実にあります。また、法学部独自に多彩な課外講座が展開されてもいます。立正大学法学部は、正課および課外での教育により、学生の希望進路の実現を後押しするだけでなく、リーガルマインド(法的思考力)を身につけた一人の社会人として社会や地域に貢献できる人材の育成に尽力しています。
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