人材養成に関する目的その他の教育研究上の目的 / 教育目標 / 三つの方針

社会福祉学専攻 修士課程

理念・目的

社会福祉学のより新しく高度な知識や理論、技術を修得し、その高度な教育成果と研究成果の還元を通して、広く社会福祉に貢献できる研究者や専門的実践者を養成することを目的とする。

教育目標

社会福祉学研究科社会福祉学専攻は、その修士課程教育プログラムを通じ、持続可能でより良い豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、社会福祉学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育の目標とします。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

社会福祉学研究科社会福祉学専攻における修士の課程を修めたうえで、下記の能力・資質を身につけた者に学位を授与します。

  • <関心・意欲・態度>
    • 建学の精神を踏まえ、自らの専門性を活かし、高い倫理観をもって、 社会や学術に貢献しようとする態度を身につけている。
  • <思考・判断・表現>
    • 社会福祉学・教育福祉学における研究知見を精査し、独自の課題を発見し、仮説を形成し、論理的に新たな知識を導く思考力を身につけている。
    • 社会福祉学・教育福祉学における課題を解決するために、複数の選択肢を比較・評価して、目的や状況に応じて最適な決定を下す判断力を身につけている。
    • 社会福祉学・教育福祉学に関する課題解決までの自分の思考・判断のブロセスを、明確かつ説得力のある方法で構成・表現して他者に伝える表現力を身につけている。
  • 知識・理解<知識・理解・技能>
    • 社会福祉学・教育福祉学についての基本的な知識・技能を身につけている。
    • 社会福祉学・教育福祉学に係る優れた修士論文を完成させることができる。
    • 社会福祉学・教育福祉学に関して身につけた専門性を、社会的ニーズに応えて公共のために発揮することができる。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

社会福祉学研究科社会福祉学専攻修士課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる能力・資質を身につけるために、学問分野に関する科目を体系的に編成し、コースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた高度な授業を開講し、計画的に研究指導を行います。

  1. 倫理教育:1年次において、社会福祉学・教育福祉学の研究に必要な研究倫理を身に付けることができるよう研究倫理教育の受講を義務付けます。あわせて、社会福祉実践及び教育福祉実践に求められる倫理観を身につけられる講義を開講します。
  2. 専門科目:コースワーク科目では社会福祉学及び教育福祉学全般についての体系的な知識・技能を身につけるための講義形式の授業を実施します。リサーチワーク科目では研究課題に関連する特定領域における高度な専門知識・技能を身につけるためのゼミナール形式の授業において研究指導を行います。
  3. 相互履修制度:幅広い知識を身につけ、俯瞰的思考力を涵養するために他研究科並びに他専攻の専門科目(講義又は実習科目)を履修可能とします。
  4. 研究指導:修士論文の指導は、主査となる指導教員が行い、課題に関する思考力・判断力・表現力の向上を図り、学術的意義の高い優れた研究能力又は実践的課題解決能力を養成します。修士論文の指導には、主査・副査の指導教員だけでなく、「中間発表会」を通じて複数の教員が支援します。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

社会福祉学研究科社会福祉学専攻では、専攻における教育目標に共感し、研究意欲をもって取り組むことのできる以下のような者の入学を期待します。

学力の三要素に即した求める人物像

  • <主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度>
    • 社会福祉分野への関心を有し、専門的研究・教育に取り組む意欲をもっている者。
    • 社会福祉分野に従事する社会人で、より深い学識・技術をもつ高度な実践専門家となる意欲をもっている者。
    • 社会福祉関連領域の人材養成(教育者)になる意欲をもっている者。
    • 社会福祉学関連の研究者として活躍するために、博士後期課程への進学を目指す意欲をもっている者。
  • <思考力・判断力・表現力>
    • 社会科学や社会福祉学についての論理的分析力・思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーション能力を有している者。
    • 社会福祉理論の理解やソーシャルワーク実践に必要な学際的関心と考察力を有している者。
  • <知識・技能>
    • 社会福祉分野について学士課程レベルの基礎知識を有している者。
    • 社会福祉分野に関する外国語文献の読解力を有している者。

入学までに身につけてほしい知識・能力等

  • 社会福祉分野全般についての学士課程レベルの基礎知識
  • 修士論文執筆のための研究計画作成能力
  • 社会福祉分野に関する外国語文献の読解力

博士後期課程

社会福祉学研究科は、福祉学を高度に応用し他の専門領域と共働して指導的立場に立てる広義の社会福祉研究者・実践者を養成すること、ならびに、そのために必要な教育研究を行うことを、人材養成に関する目的その他の教育研究上の目的として定めています。その実現のために、以下のように、「教育目標」ならびに、「修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」、「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」、「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」を定め公表します。

教育目標

立正大学大学院は、その博士後期課程教育プログラムを通じ、持続可能でより良い豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、社会福祉学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育の目標とします。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

社会福祉学研究科社会福祉学専攻における博士後期の課程を修め、下記の能力・資質を身につけた者に学位を授与します。

  • <関心・意欲・態度>
    • 建学の精神の実現に向け、高度な教育・研究成果とその還元を通して、人類社会の福祉に寄与する意欲を身につけている。
    • 研究倫理を遵守する態度を身につけている。
    • 所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査及び最終試験に合格する力を獲得している。
  • <思考・判断・表現>
    • 内外の学会の発表を行い、内外の学術雑誌への掲載を経て、最終的に博士論文をまとめる力を身につけている。
  • <知識・理解>
    • 福祉分野を鳥瞰できる広い視野と先端的で高度な専門知識・理論を身につけている。
  • <技能>
    • 実践者として、福祉分野に関する高度な技能、研究的応用力を身につけている。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士後期課程では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる能力・資質を身につけるために、専攻分野に関する科目を体系的に編成し、講義・演習・実習を適切に組み合わせた高度な授業を開講するとともに優れた研究指導を行います。

  • 社会福祉学の学術研究者および研究的応用力を兼備した高度専門的実践者の育成を目的としたカリキュラムを編成します。
  • 指導教授の担当する「研究指導」のほか、社会福祉領域・仏教福祉領域・人間福祉領域からさらなる視野の拡大と研究の深化・前進を目指した各「特殊講義」を設置します。
入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

社会福祉学研究科では、社会福祉学研究科博士後期課程の教育研究上の目的に共感した、人類社会に貢献しようとする使命感をもつ、以下のような者の入学を期待します。

〔学力の三要素に即した求める人物像〕

  • <主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度>
    • 社会福祉領域・仏教福祉領域・人間福祉領域の3領域を鳥瞰する、福祉学の高度な研究を希望している者。
    • 国内外の学会での積極的な発表、意見交換、論文の投稿を通じて知見を深め、修了後には学術機関・研究機関において研究・教育活動に従事し得る能力を身につけている者。
  • <思考力・判断力・表現力>
    • 社会福祉学についての高度で最先端の論理的分析力・批判的思考力、課題発見・探究・表現能力、コミュニケーション能力を身につけている者。
    • 高度な社会福祉理論や社会福祉実践に必要な学際的関心と考察する力をもっている者。
  • <知識・技能>
    • 福祉・教育関連分野について修士課程レベルの知識を有している者。
    • 福祉・教育関連分野について修士課程レベルの技能を有している者。

〔入学までに身につけてほしい知識・能力等〕

  • 社会福祉分野の中でも専攻する特定の領域についての優れた専門知識や実績
  • 博士論文執筆のための研究計画作成能力
  • 専攻領域についての学修・研究に十分な語学力