Top
NEWS

JICAカメルーン本邦研修プログラムに経営学部が参加しました【前編】

更新日時:2024.07.13

 2024年7月4日(木)日本の中小企業支援政策について学ぶために、カメルーン政府およびJICA(国際協力機構)の方々が立正大学品川キャンパスを訪れました。今回の来校は2015年からJICAが継続支援を行っている、カメルーンの中小企業支援事業の一環として実現しました。本研修の一部プログラムに経営学部が参加したため、その様子を前・後編に分けてお届けします。

 経営学部が参加したプログラムは、学生交流会および経営学部川村教授による日本の中小企業支援に関する講義です。前編ではカメルーン訪日団と経営学部生との交流会の様子を掲載します。交流会には経営学部から4名の学生が参加しました。

カメルーン訪日団
中小企業・社会経済・手工業省事務次官(副大臣)、中小企業振興庁長官ほか7名

学生参加者

 まずはお互いの自己紹介からスタートし、学生たちは英語またはカメルーンの公用語であるフランス語で、自身が今学んでいることや交流会に対する意気込みを語りました。海外の政府関係者をはじめとするメンバーを前に当初は緊張した様子でしたが、4人それぞれの個性やユーモア溢れる自己紹介で冒頭から大変な盛り上がりを見せました。
 続いてカメルーン側・学生側からお互いへの質疑応答に移りました。学生側からは、今回の来日の目的であるカメルーンの中小企業支援の現状や、カメルーンの文化、参加学生と同世代のカメルーンの若者についてなどの質問がありました。カメルーン側から学生に対しては、今現在学んでいること、大学での学びや留学経験等を活かして将来的にどのようなことに挑戦していきたいか、カメルーンないしアフリカについての興味関心事についてなど、お互いに数多くの質疑応答が飛び交いました。
 言語は違えどもお互い積極的にコミュニケーションを図り、国や立場を超えたつながりが芽生えた大変有意義な交流会となりました。

交流会を終えて参加学生インタビュー

1. 本日の交流会に臨むにあたり、準備したことや心掛けたこと

ジン:以前両親の仕事の関係でアフリカのフランス語圏にいたためフランス語を少し話せるのですが、しばらく使っていなかったので復習をしました。

高本:自己紹介でアイスブレイクができたらと思い、少しフランクな内容にしました。 

永井:英語の自己紹介を準備したことと、カメルーンに関する情報収集をしました。 

菅沼:英語を練習して臨みましたが、通じきらない部分もあると思いそれを補うために非言語コミュニケーションを意識しました。

2. カメルーンの方々との交流経験を今後どのようなことに活かしたいですか

ジン:将来の就職活動に活かしたいです。そのためにさらに知識を身につけたいと思います。 

高本:海外の技術を取り入れ発展していこうとするカメルーンの方々の熱意が伝わり、そのような姿勢を見習いたいと感じました。 

永井:自分のコミュニケーション能力や準備不足を実感したので、今後このような機会があった際は改善したいです。また、自分の知識の幅や興味が広がったので、将来についてももっと広く深い視点で考えようと思います。具体的には、カメルーンのような遠い国の企業も日本と同じように頑張っていることがわかったので、それをサポートする制度や、自分ができることに関心を持ちました。 

菅沼:カメルーンの方々と直接触れ合い、価値観や文化などを認知し合い理解を深めることが出来ればお互いの人間力に深みが出ると実感したので、海外に目を向けた仕事をしたいです。

3.交流会の感想

ジン:カメルーンの方々は皆さん本当に親切でした。皆さんとの交流はとても楽しかったです。 

高本:皆さんが非常にフランクに接していただき、楽しく交流ができました。カメルーンの方から質問していただいたことの中には私にも刺さるような的確な言葉だったのでとてもよかったです。 

永井:カメルーンの方々が短い時間の中でもわかるほど素敵な方々で、このような機会を頂けてとても嬉しく思っております。自分に足りない部分を改めて感じることができ、とても良い経験になりました。一方で、カメルーンの方々が聞きたかったことを聞き取ることができていたのか、自分達が有益な情報をお伝えすることができたのか不安です。それでも最後には皆さんが握手をしてくださったので、少しでも貢献できていたら嬉しいです。 今は日本だけではなく、世界中の若者がスマホ社会で生きていて皆同じに見えると仰っていたのがとても印象的でした。確かに、私たちはスマホの中に自分の世界を持っていて、個性がどんどんなくなっているのかもしれないと実感したので、これから様々な経験をしたいと思いました。 

菅沼:日本人と比べて目を見てはっきりとお話をしてくれるので、この人は何を伝えたいのかなどを言葉以外の部分でも感じとることが出来ました。

後編は経営学部の川村悟教授による、日本の中小企業支援に関する講義の様子をお届けします。お楽しみに。

関連リンク:立正大学オフィシャルサイト
7/4(木) 中小企業支援制度研修のためカメルーンより関係機関の幹部職員が立正大学に来校されました | 立正大学-「モラリスト×エキスパート」を育む。


後編の記事はこちら