2025年4月3日、経営学部のオリエンテーションが開催されました。午前中は立正大学品川キャンパス、午後はホテル雅叙園東京で行いました。
石橋湛山記念講堂にて開会式が厳かな雰囲気の中で執り行われ、いよいよ大学生活の第一歩が本格的に始まりました。この日は、1年生にとって入学式を終えてから最初の学部行事であり、「大学生最初の1日」として、多くの学生が期待と不安を胸に抱きながら会場に足を運んでいました。
開会式は、経営学部の学部長である松村先生の温かみのあるご挨拶から始まり、川村先生や岩附事務長からも歓迎の言葉が送られました。経営学部に所属する先生方の紹介も行われました。それぞれの専門分野や研究内容、学生への期待などに触れられ、学生たちはこれから関わる先生達について知る貴重な機会となりました。
班ごとに分かれてからは、お互いのことを知るために自己紹介の時間が設けられました。最初はどの班も少し緊張した空気が漂っていましたが、一人ひとりが順番に自己紹介を始めると少しずつ場の雰囲気も和らぎ、自分の出身地や高校時代に取り組んでいた活動、部活動、趣味、最近ハマっていること、好きな食べ物など、さまざまな話題が挙がり、それぞれの個性やバックグラウンドが少しずつ明らかになっていきました。特に、同じ出身地や似たような経験をしてきた人が班の中にいると、その話題で一気に盛り上がる場面も見られました。「えっ、同じ県だったの?」「その高校知ってる!」といった会話が飛び交い、共通点が見つかることで一気に距離が縮まっていく様子が印象的でした。
この自己紹介の時間を通じて、お互いのことをより深く知ることができたのはもちろん、初対面での緊張を和らげ、今後の活動をより円滑に進めるための大切な一歩になったと感じます。
履修登録は、オリエンテーションの中でも特に重要な内容のひとつであり、今後の大学生活を左右する大切な手続きです。
新入生たちは、初めて触れる大学の時間割の仕組みや履修ルールに戸惑いながらも、ヘルパーの先輩たちに丁寧に教わりながら、真剣な表情で取り組んでいました。履修の際には、履修制限や曜日・時間のバランスなど、さまざまな要素を考慮しながらスケジュールを組み立てる必要があります。多くの新入生が、資料に目を通したり、先輩に質問したりと、慎重に授業の選択を進めていました。
一人ひとりが「自分の学生生活を自分で設計する」という自覚を持ちはじめた貴重な時間であり、大学生としての第一歩を踏み出す大切な機会となりました。
今回の班レクリエーションでは、「ランドセルの広告を考案する」というテーマに取り組みました。各班は、ただ自由に広告を描くだけでなく、実際にビジネスとして成り立たせるためにはどのような工夫が必要かを真剣に考え、意見を出し合いながら活動を進めていました。たとえば、「どうすれば自分たちだけの独自性のあるランドセルを魅力的にアピールできるか」、「ターゲットとなる子どもや保護者の心をつかむためには、どのようなイメージキャラクターやモデルを起用するのが効果的か」といったマーケティング的な視点からアイデアが飛び交っていました。
どの班も柔軟な発想で、色彩やデザイン、キャッチコピーの工夫など、個性豊かな広告を生み出そうとしていたのが印象的です。また、班によっては自然と役割分担が生まれており、それぞれの得意分野を活かしたチームワークが見られました。分担と協力のなかで、班全体が一体となって一つの作品を作り上げていく過程には、学びと成長の姿がありました。
今回の活動は、単なるレクリエーションにとどまらず、経営学部で学ぶマーケティングやブランディングといった内容にも通じる要素が含まれており、楽しみながらも経営の視点に少し触れることができた貴重な機会だったと感じています。相互理解や信頼関係が深まり、良い人間関係を築くきっかけにもなりました。経営学の入口にふれると同時に、チームワークの大切さを改めて実感することができた有意義な班レクリエーションとなりました。