Top
ゼミナール

榎戸ゼミ

榎戸ゼミ詳細

情報システムの新たな問題に対応できる、技術とサービス開発を行う

現在の情報システムは、インターネットの普及、ギガビットネットワーク等の高速通信網の発展、移動体通信技術の進歩やセンサーネットワークの進展により、大学・企業・家庭内のコンピュータのみならず、家電製品、スマートフォン、各種センサー、車載システムなどの多種多様な情報機器が相互接続された大規模なシステムとなっている。
さらには、Internet of Things(IoT:)といわれるように、情報機器のみならず洋服、時計、動物などのあらゆる「もの」が相互接続された情報システムが構築・運用される時代となり、我々の日常生活もパソコンやスマートフォンが常時ネットワークに接続され、必要な情報に「いつでも・どこでもアクセスできる」ユビキタスな情報システムが当たり前である。
このように情報技術は、我々の重要な生活基盤となっており、企業活動においても世界規模の情報システムを用いた様々な情報通信サービスの事業化や効率的な業務遂行が当然のこととなっている。 一方で、システムの大規模化や利用者数とデータ量の増加に伴う消費電力量の増大が環境問題上重要な問題となり、「Green IT」等で議論されているように情報システムの省電力化が重要な課題となるなど、現在の情報システムをより良いものにするために解決しなければならない問題が多く存在する。
本ゼミナールでは、情報通信システムへの要件や性能を保証しつつ、省電力化等の新たな問題に対応できる技術とサービス開発を行う。

ゼミの特徴・ゼミで学べること

「百聞は一見に如かず」。自分で作って、動かして、評価してみないと現状のシステムが抱える問題点の把握や新たなアイディアの提案はできません。榎戸ゼミでは、「作る、動かす、評価する」を繰り返すことで情報技術に関する「一定」の知識・技能を習得しつつ、新たな情報技術や通信サービスを提案できる能力を身につけます。
また、現在の情報技術を利用した各種サービスやシステム開発は、技術者側の観点のみではなく、利用者側の観点が非常に重要です。本ゼミでは、情報システムの利用者側と開発者側との間に立つ視点を有し、情報技術に関する「一定」の知識・技能を持ちつつ、利用者の立場から新たな情報技術や通信サービスを提案できる能力を身につけます。

ゼミの取り組み

提案した新たな情報技術や通信サービスを論文としてまとめ学術会議等で発表します。学内だけでなく、国内外の研究者との議論や共同研究は、今後の人生においても有意義な経験になると考えます。

ゼミで行った研究・プロジェクト・行事

第一期生が自身の研究環境構築にがんばっています。


ゼミの研究テーマ例:
  • 省電力型クラウド・コンピューティング・システムの研究
  • 省電力型Peer-to-Peer(P2P)システムの研究
  • 省電力化を考慮した高信頼データマネジメントシステムの研究
  • 大規模システムにおける情報流制御方式の研究
  • 目的および役割の概念を用いたデータマネジメントシステムの研究

ゼミ生に求めること

色々なことに臆することなく「チャンス」だと思って積極的に取り組める学生さんをお待ちしています。

ゼミ生の将来像・進路

主にIT関連企業(コンサルタント、インテグレータ、SE等)への就職となります。