川村ゼミでは埼玉県中小企業診断協会と連携し、10月から1月にかけてマーケティングと財務、二つの視点から事例研究に取り組みました。マーケティング分野では売上向上に関わるフレームワークを学び、グループワークを通じて具体的な改善策を検討しました。財務分野では財務諸表の読み方や資金調達方法について学び、経営計画を作成しました。今回、川村ゼミとして埼玉県中小企業診断協会と連携するのは初めての試みです。普段の授業とは異なり、より実践的な視点を養う貴重な機会となりました。
以前にもホームページを通じてお伝えしましたが、今回の産学連携授業は、埼玉県中小企業診断協会による寄附講座という形式で支援を頂きました。
埼玉県中小企業診断協会による寄附講座が始まりました。
https://www.ris.ac.jp/keiei/news/2024/ba_202410-kawamura02.html
10月から11月にかけてマーケティング、12月から1月にかけて財務の事例研究に取り組みました。マーケティングでは商店街の寝具店を事例として、LTV分析やSWOT分析などを行いました。また、ターゲット層や戦略を見直し、売上向上に関する具体策を学生が提案しました。財務ではハンバーガーショップの経営分析を通じて、収益性など財務諸表上の課題を洗い出しました。さらに赤字解消や多店舗展開に関する改善計画を考案しました。
マーケティングと財務、いずれの事例研究においても、グループごとに解決策を考え、パワーポイントのスライドを作成して発表しました。各グループの発表後には講師との質疑応答が行われ、意見交換を通じてさらに理解を深めることができました。講師からは的確なフィードバックやアドバイスがあり、マーケティングや財務の知識をどのように活用するかを考える貴重な機会となりました。このような経験を通じて、実践的な課題解決能力とプレゼンテーション能力を養うことができました。
1月14日に行われた最終授業では、実務家講師の方々と10月から行われた授業全体を振り返りました。学生は事前に用意した課題をグループで発表し、マーケティングや財務の講義を通じて得た気づきを共有しました。実務家講師の方々もグループワークに加わり、通常の講義では聴くことができない質問もできました。
産学連携授業に協力頂いた埼玉県中小企業診断協会の北田様、林様、浜田様、小松様、吉田様には感謝申し上げます。