川村悟教授を代表とした中小企業診断士の訪韓団が韓国経営技術指導士会を訪問し、同会会長キム氏らと研究や実務に関する交流について協議しました。
韓国経営技術指導士会とはソウルに本部を置く公的なコンサルティング団体です。 日韓の相互理解を目的として、川村悟教授が日本の中小企業診断士制度について講演を行いました。また、韓国の経営技術指導士約30名と意見交換を行いました。
訪韓団の詳細については以下の通りです。
立正大学経営学部 | 教授 川村悟 (かわむらさとる) |
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中小企業診断協会 | 副会長 西里喜明 (にしざとよしあき) |
秋田県中小企業診断協会 | 会長 佐瀬道則 (させみちのり) |
大阪府中小企業診断協会 | 会員 若松敏幸 (わかまつとしゆき) |
延世大学経営学部大学院 | 学生 野田一華 (のだいちか) |
当日の様子は韓国の新聞にとりあげられました。
アジュ経済新聞記事のリンク(韓国語):
https://m.ajunews.com/view/20240517135840258#ADN
上記アジュ経済新聞記事の和訳については以下の通りです。
前列左から川村悟 立正大学教授、西里喜明 中小企業診断協会副会長、キム・オヨン 韓国経営技術指導士会会長、オ・インス 韓国経営技術指導士会常勤副会長 /
後列左から野田一華 延世大学経営学部大学院学生、5番目の若松敏幸 大阪府中小企業診断協会会員、6番目の佐瀬道則 秋田県中小企業診断協会会長 [写真=韓国経営技術指導士会]
韓国経営技術指導士会(以下指導士会)は16日、指導士会で日本の中小企業診断協会(以下診断協会)と情報交流及び相互協力のための懇談会を開催したと17日明らかにした。
日本の中小企業診断士(以下診断士)は、中小企業支援法に基づく国家資格として、韓国の経営指導士及び技術指導士(以下指導士)の資格と同様、国家経済の中枢的役割を担う中小企業の経営課題を診断して解決することで、中小企業の発展と成長を図る、そして最終的には国民経済に貢献することを目的としている。
計4人の診断士(川村悟立正大学教授、西里喜明中小企業診断協会副会長、佐瀬道則秋田県中小企業診断協会会長、若松敏幸大阪府中小企業診断協会会員)が指導士会を訪れ、指導士会役員と指導士(キム・オヨン会長、オ・インス常勤副会長、ホン・ヒョングォンM&A団長、イム・サング指導士、キム・デギュ指導士)と、両国の資格制度及び中小企業支援政策に関する主要課題や、中小企業発展のための相互持続的な協力策を模索した。
日本の診断士と韓国の指導士で行われた懇談会の写真 [写真=韓国経営技術指導士会]
また、16日午後、中小企業診断士制度に興味があり、日本に活動領域を広げようとする指導士約30人に対して、診断士である川村悟教授が日本の制度及び活動領域について紹介を行い、診断士と指導士間の情報交流・ビジネス協力などについて意見交換を行う時間を持った。
キム・オヨン指導士会会長は「日本の診断協会と定期的な情報交流・業務協力を通じて、私たち指導士会と診断協会とのパートナーシップ構築を今後模索する、そして、日本に進出した韓国企業のサポート、日本市場に対する輸出及び販路拡大など、韓国中小企業を効果的に支援し、かつ成長できる基礎を築きたい」と明らかにした。