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浦野ゼミナール × アサヒビール 産学連携プロジェクト発表審査会を実施

更新日時:2022.02.02

浦野ゼミの産学連携について

浦野ゼミでは産学連携をとおしてマーケティング戦略を学び、毎年さまざまな企業と連携し実践的なプロジェクトに取り組んでいます。
令和3年度はアサヒビール株式会社(以下、アサヒビール)と「スマートドリンキングに関するマーケティング戦略」をテーマとするプロジェクトに取り組みました。 

※「スマートドリンキング」=さまざまな人々の状況や場面における“飲み方”の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進していくこと。アサヒビールが2020年12月に提唱した。
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取り組み概要

キックオフミーティングに始まり、中間意見交換会を経て、スーパードライ ミュージアム(アサヒビール茨城工場)の工場見学で情報を収集し、提案に向けた議論を深めました。 最終的な成果報告としてアサヒビールのマーケティング本部の担当者の皆さまを審査員とした最終審査会を行いました。

キックオフミーティングの模様
中間意見交換会の実施:2021年10月13日(水)

最終審査会に向けて中間段階での意見交換・ワークショップを実施。
意見交換会では様々な提案や検討が行われました。

スーパードライ ミュージアム(アサヒビール茨城工場)見学の実施:2021年10月20日(水)

最終審査会に向けて中間段階での意見交換・ワークショップを実施。
意見交換会では様々な提案や検討が行われました。

スーパードライホールでの体験型試飲
スーパードライに用いる原料を観察

見学を終えて

「工場見学は、こだわりの製法を消費者に紹介する機会となるだけではなく、親近感を持ってもらうこともできるため、消費者だけでなく会社側にとってもメリットがある良い戦略だと思いました。」
「最終報告会に向けて、工場見学で得た情報を生かしていきたいと思います。モチベーションアップにつながりました。」 

最終審査会:2021年12月8日(水)

最終審査会では3グループによるプレゼンテーションが行われました。
各グループが行ったアンケート調査や市場調査結果のデータをエビデンスとして検討し、「自分たちならではのスマートドリンキングの再定義」や「スマートドリンキング概念の普及方法」、「新店舗(飲食店)の開発」「カスタマイズ可能なアプリ」「適正飲酒量などを盛り込んだタッチパネル」「共創とシェアでコミュニケーション創出」などの提案がなされました。

講評では「着眼点が面白く、具体的な提案で取り込みやすい」「他社の事例研究などからも成功要因を分析しているので分かり易い」「データの裏付けもしっかりしていて好感が持てた」などの評価を頂きました。 

アサヒビールでは、今回の取り組みでの意見活用を検討し、新しい顧客の獲得につながる企画・立案が進められています。 

アンケートに基づく提案
独自のアプリを開発するグループも
作りこまれた資料に審査員も驚きの表情
発表後、浦野先生と充実の表情
浦野先生からの感想

最初は、抽象的なテーマに対して難しいと感じていた学生たちですが、アサヒビールの皆様とのディスカッションや、様々な調査や分析を重ねていく中で、自分達ならではのマーケティング戦略のアイデアが膨らんでいったようです。
具体的な提案に落とし込むまでは苦労の連続でしたが、最後は自分達で納得のいく発表ができたようで、学生の成長を感じました。本プロジェクトに携わって頂いたアサヒビールの皆様は、明るく楽しく熱意があり、学生共々素敵な時間を過ごすことができたことに、感謝致します。

浦野先生。後ろに見えるのは有名な「金の炎」
アサヒビール マーケティング本部 副本部長 清水二郎様より

立正大学の浦野先生のゼミの皆さんの熱意と創意工夫のある取り組みにとても心を動かされ、若い力のすばらしさを再発見できました。これらの提案を少しでも実現し学生の皆さんとお客様に感謝と幸せをお返ししていきたいと思います。

ゼミナール学生の感想
渡邉 隼輔(ゼミ代表)

実際の企業とのコンタクトを学生のうちに経験できたことが自分の成長にとてもつながると感じました。アサヒビールとの産学連携で、協調性、答えがまだない物の答えを導き出す難しさ、積極性、本番に向けて万全な準備をする力などが身につきました。

藤原 美咲(副ゼミ代表)

私達はこのプロジェクトについて一人一人が真剣に取り組み、どのチームも最終発表会まで何度も試行錯誤しました。実現可能性を踏まえつつ、学生の視点で企業への戦略提案を行う難しさや、仲間と共に取り組んだ事での達成感など、本当に貴重な経験をさせて頂くことが出来ました。このプロジェクトを通じて学んだことを忘れず、今後にも活かしていきたいと思います。

 優勝チーム 松本 寛久(チームリーダー)

産学連携を通して、自分には何も出来ないって思って始めたリーダーだったけど、引っ張るだけがリーダーじゃないって気付けましたし、自分の意見に自信を持つきっかけとなりました。この貴重な体験を今後も生かせたら良いと思います!

筒井 利音(チームリーダー)

私たちは産学連携を通して、励まし合いつつも意見をぶつけ合い、自分たちの考えを最大限に表現することで大幅に成長することが出来ました。この貴重な経験で得たものは産学連携先だけではなく、将来社会に貢献していきたいと思います。

大塚 菜々子(チームリーダー)

これからの人生でもう無いのではないかと思う程に貴重な経験をさせて頂きました。大企業の社員の方達にプレゼンを行い、提案を褒めていただいたことで自分に自信がついた事に加え、成長にも繋がりました。本当に一生忘れられない経験です。

※撮影時のみマスクを外しています