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浦野ゼミが三越伊勢丹と産学連携プロジェクトを実施

更新日時:2021.02.27

浦野ゼミが三越伊勢丹と新しい百貨店戦略について産学連携プロジェクトを実施

浦野ゼミの産学連携について

浦野ゼミは毎年産学連携に取り組んでおり、令和2年度は三越伊勢丹と「若者の百貨店利用促進のためのマーケティング戦略」に取り組みました。

取り組み概要

キックオフミーティングから始まり、店舗にも実際に見学を行いました。中間意見交換を経て、成果報告として三越伊勢丹のデジタル推進グループやMD計画部の担当者の方々を審査員とした最終審査会が行われました。

伊勢丹新宿見学会の実施:2020年10月14日(水)
実際に営業中のフロアを見学
取り扱う商品から陳列まで多岐に渡る調査
コロナ禍がアパレル業界に与えた影響について
現場のリアルな声を聴く表情は真剣そのもの

見学を終えて

「フロアごとの年齢層や特徴をみようと学びました。自分たちが考えていることはすでに取り組んでいたので学生ならではの視点でアイデアを出していきたいと思いました。」
「様々なフロアや裏側まで見学できたので大変参考になりました。」
「実際に見学してみて良い点も多く見られましたが課題点も見つけられたので、良い点と課題点をうまく合わせられるよう取り組みたいです。」

中間意見交換会の実施:2020年10月21日(水)

最終審査会に向けて中間段階での意見交換・ワークショップを実施。実際の店舗見学を実施した後の意見交換会では様々な提案や検討が行われました。

費用対効果と購入後の満足度について百貨店側の見解を伺う
アンケートの設問内容を検討
VRの導入についての議論

最終審査会

最終審査会では3グループによるプレゼンテーションが行われました。
各グループが行ったアンケート調査や市場調査結果のデータをエビデンスとして「SNSを活用した認知度向上」や、「VR・アバターを活用した商品連携」「人気アプリに見るカスタマイズ可能なアプリ」「サブスクリプションでエントリーしやすい商品・サービスを体験」「共創と親近感でコミュニケーション創出」という提案がされました。
講評では「着眼点が面白く、具体的な提案で取込やすい」「事例研究から区別化まで踏み込んでいるので分かり易い」「データの裏付けもしっかりしていて好感が持てた」などの評価を頂きました。
三越伊勢丹では、今回の取り組みでの意見活用を検討し、新しい顧客の獲得につながる企画・立案が進められています。

様々な資料を駆使したプレゼン
各グループ異なる着眼点からの提案
発表者を浦野先生は笑顔でお迎え
最優秀賞に思わずガッツポーズ
浦野先生の感想

両者が関わりを深めていく中で、それぞれのアイデア、データ、知識の組み合わせで生まれる化学反応のような”面白さ”を感じました。本取り組みにより、学生達はプロジェクトを通して大きく成長できたと思います。

三越伊勢丹シームレス推進部 高﨑史彦氏

これから私たちのお客様になっていただきたい若い世代のリアルな声や調査結果は非常に貴重で、多くの学びがありました。繋がったお客様とどう関わり続けるか、当社として大きな課題ととらえ、サービス開発につなげてまいります。

学生の感想

私たちは、等身大の自分達の視点で、戦略提案を行い、プロジェクトに本気で向き合うことで、仲間との絆も深まり、実務的な知識も吸収させて頂き、本当に貴重な経験ができました。私たちの提案の一部でも、実際に形になれば、嬉しいです