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川村ゼミナール×株式会社長谷川ジャバラ 産学連携プロジェクト

更新日時:2026.03.17
産学連携授業について

川村ゼミナール(3年生)は、2025年度後期の授業にて機械部品であるジャバラの製造・販売を行う株式会社長谷川ジャバラ様と連携し、収益向上に関わる戦略や具体策について学生が提案を行う連携授業を実施しました。

工場見学とヒアリング

連携授業のスタートにあたり、10月31日に長谷川ジャバラ様の本社工場とつくば工場を訪問し、社長や社員の方々から資料だけでは分からない製造現場の現状やビジネスの実態について詳しくお聞きしました。

中間報告会

3チームに分かれ、12月9日にそれぞれ考えた戦略や具体策を立正大学にて発表を行いました。発表した後に社長をはじめとした経営層や管理職の方々からのフィードバックを受け、最終発表に向けた方向性を各チームで決めました。

最終報告会

2月20日に本社工場にて、各チームが中間報告で決めた方向性をもとに、より詳細な戦略や具体策の発表を行いました。

代表取締役 長谷川 正範様からのメッセージ
産学連携プロジェクトを終えて

このたびは、立正大学川村ゼミの皆さんに、弊社の売上向上をテーマとした4か月間の産学連携プロジェクトに取り組んでいただきました。まずは、真剣に向き合ってくださった学生の皆さんに心より感謝申し上げます。

Aチームは、BtoB企業におけるホームページの役割を丁寧に整理し、購買意思決定プロセスやKPIの視点から改善提案をまとめてくれました。特に「見られているか」ではなく「商談につながっているか」という視点は、経営において非常に重要な示唆でした。基礎を体系的に整理する力を強く感じました。

Bチームは、企業の第一印象や信頼獲得、そしてアフターフォローの仕組みに着目しました。ファーストビューの改善や継続的な接点づくりの提案は、「一度の出会いから継続的な関係へ」という視点を持ったものであり、営業の本質に迫る内容でした。

Cチームは、競合分析やSEO戦略、体制づくりに踏み込み、「なぜ改善が進まないのか」という構造的課題に挑戦しました。単なる施策ではなく、仕組みとしてどう回すかまで提案してくれた点は、経営の視点に近いものであり、大きな学びとなりました。

今回の取り組みを通じて、私たち自身が当たり前だと思っていたことを問い直す機会をいただきました。産学連携は、学生の学びの場であると同時に、企業にとっても自らを見つめ直す貴重な機会であると実感しています。

これから川村ゼミを検討される学生の皆さんへ。
企業は完成された存在ではなく、常に迷いながら前に進んでいます。
その現場に入り込み、本気で課題と向き合う経験は、必ず皆さんの力になります。

また、産学連携を検討されている企業や支援団体の皆様にとっても、本取り組みが一つの参考事例となれば幸いです。外部からの問いは、企業の進化を促す大きな原動力になります。

今回の挑戦が、学生・企業・地域の三者にとって価値ある時間となったことを嬉しく思います。 心より感謝申し上げます。

実際の提案内容
Aチーム「ホームページ改善」

Aチームでは、「他社と比較された際に選ばれるホームページづくり」に向けた改善施策を提案しました。強みや導入事例の明確化、業界・用途別の情報整理、問い合わせ導線の改善を行うとともに、KPIやヒートマップツールを活用したデータ分析による継続的な改善体制を構築することで、信頼性向上と問い合わせ増加につながると考えました。(執筆・齋藤あかり)

Aチーム:齋藤あかり、別府克海、渡部風花

Bチーム「ホームページ改善・アフターフォロー」

Bチームでは、営業活動全体の強化を目的に「ホームページ改善」と「アフターフォロー施策」を提案しました。新規顧客の入口であるホームページでは、離脱率低減を目指してファーストビューや問い合わせ導線の改善、さらに企業の信頼性向上のための表彰歴の明示を提案しました。また既存顧客に対しては、顧客分析をもとに継続的な接点を創出するアフターフォローとしてメールマーケティングの実施を提案しました。これらの施策を通じて、新規・既存の双方に対する顧客満足度の向上を図り、売上拡大の基盤となる営業体制の強化を目指しました。(執筆・恩田万緒)

Bチーム:安部和希、牛場悠斗、恩田万緒、木永梨咲

Cチーム「SEO対策・体制づくり」

Cチームでは、新規顧客獲得を目的に自然検索からのホームページへのアクセスを増やす「SEO対策」とそれに伴う「体制づくり」を提案しました。新規顧客の入口であるホームページによる対策や体制づくりがなされていないという課題に着目し、潜在顧客にジャバラの情報を届けるため、SEO対策として検索キーワード調査ができる「ラッコキーワード」を利用した情報発信など記事コンテンツの作成を提案しました。また、体制づくりとして企画、ライター、公開判断、分析の4つの役割を提案しました。これらの施策を通じ、WEBマーケティングの強化をし、収益向上に向けた新規顧客獲得を目指しました。(執筆・小島優希)

Cチーム:太田聖也、熊島大輝、小島優希、趙容凰

連携授業を終えて

今回の連携授業を通じて、中小企業の限られた「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つの経営資源をいかに効率良く利用できる戦略や具体策を考えることが重要であると実感しました。提案発表後のフィードバックを受け、顧客が何を求めているかを考えることが大切だということを学びました。今回得た学びや経験を、この先社会人になってからも活用していきたいと感じました。

編集後記

このプロジェクトは、学生の立場ではなかなか経験できない貴重な機会となりました。今回の経験を通して、私たちは客観的かつ論理的に考えることの大切さを学び、実践的な視点を身につけることができました。
この場をお借りして、株式会社長谷川ジャバラの皆様に深く感謝申し上げます。

執筆・編集 小島優希 恩田万緒 齋藤あかり