立正大学の経営学研究科を選んだきっかけの一つは西岡由美教授です。
留学前、私が中国企業で人事の仕事をしていたときに感じていたのは、中国の離職率の高さです。深刻な人材確保の問題を解決するために、日本や韓国での人材育成の方法を勉強したいと思い、学術論文プラットフォームを利用してさまざまな論文を読みました。
その中で、西岡教授の論文にある「ミドルマネージャーによる新卒育成が入社3年以内の離職率低下につながる」との指摘が、私が取り組みたい「離職率改善に関する研究」に大きく役立つだろうと考え、ぜひ授業を受けたいと強く思いました。
さらに西岡教授のことを調べていく中で、立正大学のホームページでシラバスを検索すると、西岡教授の「戦略経営演習」で人的資源管理の理論と実務を学べることがわかりました。この授業なら私が求める日本企業の人材マネジメントへの理解をさらに深められると考えました。
他にも、孟丹教授の「中国ビジネス事情」など、私が学びたい専門性の高い科目の豊富さが自分の研究を深めるために有益だと考え、立正大学経営学研究科への入学を希望しました。
指導教員となった西岡教授の授業では、自分の研究の目的と進捗を確認するため論文の輪読をしました。教授のアドバイスで学内の図書館を利用して他大学を含めた様々な論文を取り寄せ、集めた膨大な論文の中から自分の研究分野を決めました。
私の修士論文のテーマは「日本企業における新入社員の職場定着に関する研究―組織社会化戦術としてのメンター制度について―」。
この研究では、日本企業における新入社員の早期離職について、心理的支援と人材育成の両面を担うメンター制度に着目し、その有効性について検討をおこないました。
研究で最も苦労したのは、インタビュー調査の対象企業の確保です。約2か月の間に150社ほど調査依頼をしましたが、なかなか承諾を得ることができません。 そこで西岡教授から調査に対しての具体的な助言をいただき、最終的に5社から協力を得られました。中には立正大学の卒業生が人事部長をしている会社もあり、先輩から「がんばって」と応援してもらえたことに「縁」を感じました。
西岡教授からは、授業や研究指導だけでなく、日本語の表現、学生生活、さらには就職活動に関するアドバイスまで幅広くご指導いただき感謝しています。
入学前は、専門的な研究を通じて日本語の能力を向上させたいと考えていましたが、その一方で日本語での専門的な議論や論文作成に対しての不安も感じていました。入学してからは、研究科での勉強に加え、国際交流センターのサポートを受け、日本語の能力が期待通りに向上していきました。
国際交流センターは、留学生向けのさまざまなサポートをしてくれる窓口で、年に2回の個人面談、大学生活の相談などが受けられます。また、国際交流センター主催の日本語教室では、論文の日本語表現の修正指導も受けることができます。さらに、留学生に欠かせない在籍確認や奨学金の申請、在留カードの更新など大学生活に必要な手続きの支援もしていただけます。
就職活動では、キャリアサポートセンターの支援を受けました。外国人留学生へのサポートもしっかりしていて、履歴書の添削や面接対策など、就職活動全般を丁寧に支援していただきました。
立正大学 国際交流センター
立正大学 キャリアサポートセンター
もともと日本企業で働きたいという目標があったのですが、いまはその夢が叶って日本の上場企業に就職することができました。これからも大学院で培った知識や研究成果を実務に活かし社会に貢献したいと考えています。
立正大学経営学研究科の教授陣は専門性が高く、大変親切で丁寧に指導してくださいます。みなさんも研究テーマに沿ってしっかり指導してくれる教授との出会いを大切にしてください。
また、事務室の担当者の方々からのサポートも非常に手厚いので、留学生活で心配することはひとつもありません。研究に集中できる良い環境が整った、安心して学べる大学院だと思います。
また留学生活を充実させるためには、日本人とのコミュニケーションを積極的にとり、前向きな姿勢で交流を深めることが重要だと思います。国際交流センターの活動にも積極的に参加して、自分に合った活動を体験することをおすすめします。