心理学部の就職と資格

両学科ともに卒業後は幅広い分野で活躍できます。

立正大学心理学部で身につけた知識は、日常の人間関係を豊かにするだけでなく、医療や福祉、教育、産業など、さまざまな職業場面で、実際に活用することができます。
「臨床心理学科」と「対人・社会心理学科」それぞれの学科ごとに、卒業後は幅広く、さまざまな分野で活躍できます。

臨床心理学科の就職と資格

人を心理面で支援する臨床心理学の知識は、学校や医療機関、社会福祉施設などの心理職に限らず、幅広い場所で生かせます。
一見当たり前のように思える「相手の立場で考える」といった、コミュニケーションに必要なスキル。
これを学問体系と関連づけて学ぶ経験は、さまざまな人とかかわる実社会の中で大いに役立てられます。

活躍が期待される主な分野

カウンセラーとして働くため資格取得を目指し進学

医療機関や学校のカウンセラーとして働くための資格取得を目指して、多くの学生が進学しています。過去5年間で、約120名が臨床心理士指定大学院に進学しました。

病気や障害をもつ人や子どもの成長を支援する医療・福祉職

臨床心理学の知識をもつことで、医療機関のスタッフや、児童福祉施設の職員などの職業への道が拓かれます。

臨床心理学の知識を生かして一般企業で活躍

臨床心理学の知識は、人材が輝ける職場づくりや、相手の立場に立ったサービスに大いに生かせます。

主な取得可能資格

  • 公認心理師(国家資格)
    本学卒業後、一定期間の実務経験や大学院進学を経て受験資格を得ることができます。
  • 臨床心理士
    スクールカウンセラー、医療機関勤務等。大学院修了後に資格試験を受けることで、資格を取得することができます。
  • 認定心理士
  • 中学校教諭一種免許状・社会
  • 高等学校教諭一種免許状・公民
  • 学校図書館司書教諭
  • 社会福祉主事
  • 社会教育主事
  • 児童指導員
  • 児童福祉司
  • 図書館司書
  • 博物館学芸員

詳しくはこちら

対人・社会心理学科の就職と資格

人間力や対人力は、あらゆる職場において最も重要とされる能力の一つで、社会人基礎力とも言われています。
こうした社会人基礎力をベースに、対人・社会心理学科の卒業生は、対人コミュニケーション能力を活かした接客や営業、自己や他者の分析能力を活かした人材管理、社会調査能力を活かしたアナリストなど、様々な方面での活躍が期待されます。

活躍が期待される主な分野

接客やヒューマンサービスに関わる職種

常にお客様と向き合う販売員、セールスマン、オペレーターは、相手の意思をしっかり汲み、自分の意思を伝える「対人コミュニケーション能力」を存分に生かせる職業です。公的サービスを提供する公務員にとっても、市民の声を汲みとり応える上で重要な能力といえます。

市場調査や商品開発、公共政策の企画・立案に関わる職種

社会の状況や市場の動向などを調査し、解決する能力は、マーケティングリサーチャー、行政施策に関わる公務員など、データに基づいた企画立案に携わる職業で大いに活用できます。ニーズに合った商品を仕入れるマーチャンダイザーなどにも生かせます。

人材管理や能力開発に関わる職種

自己や他者を分析する能力は、人と企業を結びつけるキャリアコンサルタント、人材コーディネーターなどの職業で生かせます。また、教育・研修トレーナーなど、相手のモチベーションを高めることがカギとなる仕事でも大いに役立てられます。

主な取得可能資格

  • 公認心理師(国家資格)
    本学卒業後、一定期間の実務経験や大学院進学を経て受験資格を得ることができます。
  • 社会調査士(社会調査協会)
    世論や市場動向、社会事象などを調査・分析する専門能力 をもっている者に与えられる資格です。本学科の課程を修了し申請することで、社会調査協会により認定を受けられます。
  • キャリアコンサルタント
    他者の性格や能力を分析し、能力を十分に発揮できるようにアドバイスを行います。卒業後に実務経験を重ね、資格講座を受講することで、国家資格をとることが可能です。
  • 認定心理士(日本心理学会)
    「大学教育での心理学に関する標準的な基礎知識・技術を 修得している」と保証する資格として、日本心理学会が認定 します。本学部の課程を修了し、審査を受けることで取得できます。
  • 社会福祉主事
  • 社会教育主事
  • 児童指導員
  • 児童福祉司
  • 図書館司書
  • 博物館学芸員

詳しくはこちら

心理職の国家資格
公認心理師って知ってますか?

公認心理師は日本初の心理職の国家資格です。
立正大学心理学部では2018年度から公認心理師の養成を開始しています。
公認心理師は、医療・保健、教育、産業・労働、司法・犯罪、福祉などの幅広い分野で活躍できる専門職です。

詳しくはこちら

心理学部独自のキャリアサポートも充実

全学キャリアサポートセンターによるインターンシップ制度や各種講座に加え、心理学部では、独自のキャリアサポート体制を整えています。
例えば、心理学部では、心理学の学びを職業選択や就職活動に活かす方法について学ぶ必修授業が用意されています(臨床心理学科では「キャリアとライフ」、対人・社会心理学科では「心理学と職務スキル」)。 また、より具体的な支援策として、就職希望者向けの「就職ガイダンス」や進学希望者向けの「進学ガイダンス」を毎年開催しています。
「就職ガイダンス」では、企業や公務員の内定をもらっている先輩学生を講師として招き、就職活動や公務員試験対策について体験談をお話いただいています。また、「進学ガイダンス」では、立正大学大学院や他大学院に進学した先輩から、大学院生活や大学院入試についての具体的なアドバイスを聞くことができます。
これらの支援制度に加え、各ゼミ担当教員も職業選択や就職活動について積極的にサポートを行っており、心理学部では学生一人ひとりの進路に合わせた充実のサポート体制が構築されています。

就職ガイダンス

進路内定者による活動体験報告

資格取得に際しての各種証明書発行に関して

ピックアップ