臨床心理学科で学ぶ
悩みは誰もが抱えうるものであり、時には一人で解決するのは難しいものです。臨床心理学は、心の悩みを理解し、心理的援助を行うための土台となる学問です。臨床心理学科では、心をみつめるための基本的な知識や、人を支えるための姿勢を身につけます。
心の問題は、無意識に抑え込まれた気持ちが影響しているとする立場もあれば、過去の経験における誤った学習によるとする立場もあります。さまざまな立場における心の問題が生じるメカニズムやカウンセリングの技法について学びます。
大人が「言葉」でするように、子どもは「遊び」を通して気持ちを発散したり、想いを表現します。そのため、子どものカウンセリングではおもちゃなどをそろえたお部屋で行われます。子ども、大人、高齢者など、対象に合わせた支援の方法を学びます。
病院や学校、企業、少年鑑別所など、支援の現場によって求められる心理職の仕事は変わってきます。まずはいろいろな分野を知り、自分が働きたい現場を探していきましょう。
臨床心理学は、悩みや病気、障害などを抱えた人を理解し、支援することを目的とした心理学の分野です。
臨床心理学の実践の場は医療・教育・福祉・産業などと幅広く、実践にはさまざまな知識や技能が必要となります。
臨床心理学科ではまず、「心理学理論」や「アカデミックスキル」を基礎として、「臨床心理学・カウンセリング」を学習します。そして、より専門的な「こころの理解」と、より実践的な「こころへの支援」を学ぶことができるよう、カリキュラムを構成しています。
人の心を扱う心理学は、ただ知識を養うだけの学問ではありません。臨床心理学科では、演習や実験授業など、実際の体験を通して学ぶ授業を多く用意しています。心の測定・実験などを、体験しながら学ぶことで、現場で役立つ心理学を身につけられます。
臨床心理学科には、保健医療、教育、福祉、産業・労働、司法・犯罪など、さまざまな分野で実際に臨床心理士として活躍している教員が非常に多く在籍しています。現場での経験に基づく講義を通し、臨床心理学をさまざまな角度から深く学ぶことができます。
臨床心理学科では、基本的な授業はもちろん、幅広い領域の授業が充実しています。多彩な分野を横断できるカリキュラムにより、臨床心理学を広く深く学ぶことも、自分の興味関心に合わせ、専門的な授業を集中的に選択することもできます。
自分にあった学びってなんだろう。
気になる分野、将来進みたい道、様々なキーワードからあなたにおすすめの学科を選んでみましょう。