対人・社会心理学科で学ぶ
皆さんの誰もが、家族や友人、恋人、先生、所属する集団や社会の影響を受けて生きています。2011年に開設された対人・社会心理学科は、人と人、人と社会の関係を心理学的に研究しながら、対人スキルを養う全国初の学科です。
バーゲンの後で、何でこんなものを買ってしまったのだろうと後悔したことはありませんか?「買う・買わない」の決定には、私たちが気づいていない不思議な心の法則が働いています。
恋にルールはないなどと言われますが、恋愛感情が育つ過程には、いくつかのパターンがあります。恋愛心理学を学べば、「あの時の!」と思い当たることがあるかもしれません。
私たちは、事実だけでなく経験によって物事を判断します。そして経験は、偏って蓄積されることによって思い込みに、それがさらに重なると、偏見になってしまうことがあります。
対人・社会心理学を学ぶと、「自分と他者を理解する力」「人づきあいを円滑にする力」「社会を動かす力」が身につきます。これらの力を、現実の課題解決に活かすために、多彩な「スキル系科目」と「アクションリサーチ科目」を設置していることが対人・社会心理学科の特徴です。
友人関係、恋人関係、親子関係、さらにはアルバイト先の人間関係など、誰でも常に人との関わりにおいて、“なぜ?”を感じているのではないでしょうか。対人・社会心理学科は人間関係の“なぜ”を解明するために、「こころ」の法則を学ぶ全国でも数少ない学科です。
対人・社会心理学のテーマは、大きく対人領域(自己、対人)と社会領域(集団、文化)の2つに分けられます。対人・社会心理学科ではそれぞれの領域について幅広く、また多角的に学習することができます。多くの専任教員がそれぞれの専門領域について多様な授業を提供しています。
対人・社会心理学科のカリキュラムは、理論とスキルをバランスよく習得できるように作成されています。理論をベースに、対人関係を円滑にするためのスキル、効果的なプレゼンテーションを行うためのスキルなどを実際に体験しながら磨きます。