臨床心理学科で身につく技術
人々の悩みやストレスはますます複雑化しています。心に悩みを抱えた人をカウンセリングや心理療法によって援助する学問である「臨床心理学」を軸とする本学科には、基本的な知識から専門的な技法までを幅広く学習できるカリキュラムが用意されています。教育や医療をはじめとした幅広い分野で、実践的に支援する力を生かし活躍できる人材を育成します。
悩みや問題を抱える人を支援する専門的な知識・技術を学びます。
臨床心理学の知識をふまえて演習や実習に取り組み、実践につながる力を養います。
人の理解や援助に必要な情報を収集し、面接の方針をたてることを「心理アセスメント」といいます。
学生自身が心理検査を体験し、アセスメントの力を養います。
「こころの時代」といわれる現代、こころの問題で悩む人を心理学的な技法を用いて援助するための学問である「臨床心理学」の基礎や理論を学びます。 心理アセスメントに使われる知能、性格検査など各種の心理テストを知り、心理療法については精神分析など多くの理論や立場があることを知ります。 人々が悩みを持つのはどんな場面でどのような内容か、各領域における心理的援助のための理論や手立てについても学びます。
スクールカウンセリングや発達臨床心理学、青年心理学、犯罪心理学といっ た演習ごとのテーマに沿って、文献の講読やレポート発表、グループワーク、 ディスカッションなどを実施します。教員による少人数指導のもとで個人が取り組むテーマを模索し、4年次に行う卒業論文・卒業研究の基礎を築きます。
人の気持ちを理解することが基本となる、臨床心理学を演習中心に授業を展開する小澤ゼミ。
今日の授業では学生同士でカウンセリング実習を体験します。
2人一組になって先生の説明を聞いたら、いよいよ実習に。聞き手役はまず、語り手の話を徹底的に無視します。
今度は、好意的な姿勢で相手の話しを聞きます。すると先ほどとは違い、話し手も話しやすくなります。
実習を一通り終えると、学生からさまざまな意見や、感想が出てきます。
「冷たい・温かい」聞き方とは?今日のポイントが黒板に書かれます。
演習を終えて先生から説明が。言葉以外にも、コミュニケーションには態度が非常に重要と学生も実感。