立正大学図書館サイト

       立正大学トップ 交通アクセス お問合せ

コレクション

地理学、地誌学の大家として、また「立正の地理」の礎を築いた田中先生が本学図書館に寄贈されたもので、昭和48年に設立されました。江戸期の和装本、戦前の地理学関係図書、古地図、絵図など、約14,000点にも及ぶ貴重なコレクションが収められています。 大正期から第二次大戦前の、数次にわたる中国、朝鮮半島の視察や、欧米の留学時に収集されたもの、大好きであった古書店や地図展巡りで購入したものが中心になっています。 地図や絵図には極めて貴重なものが多く、なかでも「長崎和蘭陀屋舗圖」、長崎出島のオランダ人の生活風俗を描いたパリ国立図書館蔵「蛮館図」の下絵と考えられている「長崎阿蘭陀船出島絵巻」、1900年頃のベルリン市街図などは出色です。これらは地理学や地図学だけでなく、美術史学の分野からも高く評価されるものです。 田中先生は、東京文理科大学で教鞭をとるかたわら立正大学も兼務され、退官後は立正大学地理学科の主任教授として、多くの研究者、教育者を育てられました。地理学、地誌学の発展に尽力される一方、自然公園審議会委員として国立公園の選定などにも力を尽くされ、さらに、書籍や地図などを収集するだけでなく、著作や世界、日本の地図作製の編集にもあたられました。 いま我々が田中先生の貴重な遺産に接することができるのは、先生が自ら荷造りされて3か所の倉庫と防空壕に保管されたために、戦禍を免れることができたお陰です。

明治18年東京府牛込区(現在の東京都新宿区)で出生
明治40年福岡県師範学校を卒業
明治45年東京高等師範学校本科地理歴史部を卒業 長崎県師範学校教諭
大正4年東京高等師範学校附属中学校勤務
大正9年文部省在外研究員として米、英、仏、独へ留学
大正12年留学から帰朝、東京高等師範学校教授
昭和2年立正大学講師
昭和12年東京文理科大学教授兼東京高等師範学校教授
昭和22年東京文理科大学教授を退官後、立正大学文学部教授に就任。東京文理科大学名誉教授
昭和27年日本地理学会会長を歴任
昭和30年理学博士
昭和40年立正大学文学部教授退職 立正大学名誉教授
昭和48年立正大学図書館に蔵書を寄贈、田中啓爾文庫設立
昭和50年1月5日逝去

田中啓爾文庫目録等

第1巻:和書の部
第2巻:洋書の部
第3巻:地図の部
立正大学熊谷図書館特別展「古地図・絵図田中啓爾コレクションの世界」図録 (平成23年度11月4日~10日実施)

貴重資料デジタル画像一覧

インターネットで田中啓爾文庫所蔵資料のデジタル画像をご覧いただけます。

デジタル画像は、田中先生が本学に託された貴重な資料について広く学術研究に資する目的で公開しています。

各資料は作成当時のままデジタル化しており、現代において適切ではないとされるような表現を含む可能性があります。その資料が作成された時代を表す歴史的な資料として、ご理解ご留意の上利用いただきますようお願いいたします。

田中啓爾文庫貴重資料デジタル画像一覧
貴重資料デジタル画像一覧

資料の利用について

  1. OPAC (蔵書検索) で配架場所が「熊谷保存田中」となっているものは貸出はできませんが、閲覧ができます。
    貴重資料の古地図、絵図については貸出、閲覧ができません。
  2. 貴重資料の一部はカラーフィルム、及びデジタル化(PDF及びTIF 1200dpi)されております。ご希望の場合は、手続きを行ってください。

貴重画像利用条件

  • 原則として、学術研究に資する目的の場合のみご利用いただけます。
    趣味・娯楽等を目的とした活動に対しては、資料をご提供いたしかねます。あらかじめご了承ください。
  • 対象は団体(企業や官庁)だけではなく個人も認めますが、あくまでも出版物掲載もしくは放映を目的とするものに限ります。
  • 利用を認められた場合、出版物については2冊、放映の場合は内容を録画したビデオもしくはDVD等を2部寄贈することを条件といたします。
  • 万が一破損、汚損等があった場合は、弁済していただきます。

貴重資料画像利用手続

  1. 下記のフォームより必要事項を入力しお申し込みください。
  2. 担当者にて申込内容を確認後、「資料掲載願書(または放映願書)」のフォーマットをお送りします。
  3. 必要事項を入力のうえ、企画書(書式自由)と共に提出していただきます。
  4. 館長の利用許可が下りましたら、画像をお送りいたします。
フォームが正常に表示されない場合は、こちらから開いてください。


デジタル化されていない資料の利用

  • 希望する資料がデジタル化されていない場合、以下の条件で撮影及びデジタル化することができます。
  • 「特殊資料・貴重資料特別複写許可願い」(用紙はお送りします)を提出してください。
  • 撮影は当館が指定する業者が行います。撮影したフィルムは当館にネガ1枚、ポジ3枚を寄贈してください。
  • 撮影及びデジタル化についての費用は依頼者負担となります。

日蓮聖人は末法の時代において、釈尊の教えである「法華経(妙法蓮華経)」を世の中に弘めることを自身の使命であると自覚され、題目「南無妙法蓮華経」を唱えることで人々を法華経信仰に導かれました。

立正大学はこの日蓮聖人の法華経観に基づき、立正精神を建学の理念としています。

  • 真実を求め至誠を捧げよう
  • 正義に尊び邪悪を除こう
  • 和平を願い人類に尽そう

この「三つの誓い」は、日蓮聖人が佐渡で著された『開目抄』に表明されている「日本の柱」「日本の眼目」「日本の大船」という言葉がもとになっています。
若き日に誓ったこの言葉を胸に日蓮聖人は真の思想家として社会に貢献する生き方を実践されました。

日蓮宗関係資料は全国の寺院、関係機関等に広く所蔵されていますが、本学図書館においても数多く所蔵しています。このサイトではこうした数多い資料の中から特に貴重書を中心に公開しております。仏教研究者のみならず、多くの皆様における研究活動のお役に立てれば幸いです。

日蓮聖人 貴重資料画像一覧 (一部、精細画像をご覧いただけない場合がございます)


資料の利用について

このサイトで公開している資料の現物閲覧はできます。事前に閲覧希望の申請をしてください。 資料掲載・展示・放映等で資料を利用したい場合はこちらのページをご覧ください。

ページのトップへ戻る