学長メッセージ

学長メッセージ 第35代学長 寺尾 英智

立正大学は、1872年の「小教院」設立を起点として、2022年で開校150周年を迎えた歴史ある大学です。1580年に開設された日蓮宗の教育機関を起源として、明治期にヨーロッパ発祥の学問体系と融合。幅広い教養教育と実学教育による人材育成を進めながら、9学部16学科7研究科を擁する総合大学へと発展してきました。

入学後は、生涯にわたって成長していくための基礎力を養いながら、学生一人ひとりが個性を磨き、専門性を高めていくことができるでしょう。品川・熊谷の2つのキャンパスは、いずれも地域に開かれた拠点として発展しつつあり、企業や自治体など、学外との連携事業も活発。多様なフィールドで日頃の成果を思う存分に発揮できます。学業から課外活動、就職活動まで、有意義で実り多き学生生活に向けたさまざまな足掛かりをつくることが大学の責務であり、全学生を全方位からサポートしていきます。

皆さんにはぜひ、所属する学部学科の勉強にとどまることなく、幅広い学びにチャレンジしてほしいと思います。例えば、「仏教×福祉」「文学×データサイエンス」「経済×データサイエンス」「経営×心理」「法×環境」など、多分野の知見が融合することで、社会が抱える課題を解決する糸口が見つかることもあります。1分野を学ぶだけでは見えなかったことが、多分野を学ぶことで見えてくることがあるのです。自分には関係ないと考えていた点と点がつながることで新発見の喜びがあり、学びの醍醐味や“おもしろさ”も感じられます。多分野の学びは刺激に満ち溢れ、新たな気づきを積み重ねるチャンスが豊富。立正大学だからこそ可能な複合的な学びの中で、新たな可能性を見い出す目を養い、自らの可能性の芽を開花させてほしいと願っています。