博士後期課程 学位論文審査基準等

立正大学大学院経済学研究科の学位審査基準に関する申し合わせ

平成21年10月20日
内規第217号


立正大学大学院経済学研究科における修士および博士の学位審査は、既定の学位審査に関する申し合わせを踏まえ、その結果を総合的に判断し、合否を判定する。

  1. 博士論文の「審査委員会」の組織について

    審査委員会は、審査にあたり本経済学研究科が必要と判断した場合には、学外(大学・研究所等)から適切な人物を審査委員(副査2名のうちの1名)として招聘することとする。

  2. 博士「学位請求論文」提出条件について

    提出論文のほかに本人が筆頭(第1)著者となっている、公表論文が存在すること。

  • 【修士学位審査の項目】
    1. 論文の目的:研究テーマの課題と問題意識が明確であるか。
    2. 論文の方法:研究目的を達成するための方法が適切であるか。
    3. 論文の構成:結論にいたる章節構成が、論理的で首尾一貫したものになっているか。
    4. 論文の形式:注、図・表・写真等の配置、引用文献、文章表現等が適切であるか。
    5. 論文の結論:結論について適切なまとめがなされているか。
    6. 口頭試問
      • ①提出論文に対する口頭試問に適切な返答がなされたか。
      • ②経済学の学位に相応しい学識に対する口頭試問に適切な返答がなされたか。

  • 【博士学位審査の項目】
    1. 論文の目的:関連分野の研究史に関する適切なレビューをもとに、明確な研究目的と研究の意義が明示されているか。
    2. 論文の方法:研究目的を達成するための調査、分析、考察方法が適切であるか。
    3. 論文の構成:結論にいたる章節構成が、論理的で、首尾一貫したものになっているか。
    4. 論文の形式:注、図・表・写真等の配置、引用文献、引用方法、文章表現等が適切であるか。
    5. 論文の性格:理論的論文、実証的論文、手法開発に関する論文等、論文の性格が明確になっているか。
    6. 論文の結論:研究の結果、新しい知見や発見、実証を行い、明確なまとめがなされ、残された課題にも言及されているか。
    7. 口頭試問
      • ①提出論文に対する口頭試問に適切な返答がなされたか。
      • ②経済学の学位に相応しい学識に対する口頭試問に適切な返答がなされたか。
    8. 総合的判断:自立して研究活動を行い得る知識と能力を有すると判断できるか。

附 則
この申し合わせは、平成21年10月20日から施行する。
平成27年7月21日改正、平成27年7月21日施行