現今の高度情報社会においては、インターネットをはじめとした情報通信ネットワークの利用が人々の生活のあらゆる場面に浸透しており、こうしたネットワークが形作るネットの世界なくしては社会生活が営めない状況となっています。
私たちは何気なく、パソコン、携帯、スマホなどの情報通信端末を利用してネットの世界に入り、文字・音声・画像・動画・・・等々の情報を享受したり、編集したり、発信したりしています。
しかし、通常の社会にルールとモラルがあるように、ネット世界にも「情報倫理」と呼ばれるルールとモラルがあります。
「情報倫理」の知識がないため、知らぬ間にネット世界で生ずるトラブルに巻き込まれたり、被害者や加害者になってしまったりする人々が少なくありません。
ネット世界のトラブルに巻き込まれないためにも、被害者や加害者になってしまわないためにも、「情報倫理」の知識はネット世界を生きる人々の常識として必要です。
「情報倫理」を学ぶとは、「何々してはならない」とか「何々すべし」などのルールを覚えていくことではありません。
そうではなくて、ネット世界の仕組みを知り、様々なルールがどうして必要なのか、そして、それらルールがどのようなモラルに支えられているのかを理解する。それが「情報倫理」を学ぶということです。
ネット世界の仕組みからルールとモラルを理解すること。そこには「人々にとって快適かつ円滑なネット世界を創り上げよう」という「情報倫理」本来の目的があります。
本学では「情報倫理」を学ぶための教材「INFOSS情報倫理」を導入しています。これは次のような教材です。
「INFOSS情報倫理」の自主学習を課している学部・学科もありますが、それ以外の本学学生もOpen LMSより自由に学べますので、積極的に取り組んでください。
「INFOSS情報倫理」は多くの大学・企業で導入されています。特に企業では研修に利用されることが多く、学生の皆さんにとっては就職におけるキャリア形成にもなるでしょう。