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学生協働 りぶたま

■ りぶたまとは

りぶたまとはLibrarian(図書館員)の卵を意味する図書館の学生アルバイトです。日々、利用者が図書館で快適に過ごせるように業務に取り組んでいます。

「学生協働」という言葉は2010年代より大学図書館でよく耳にするようになった言葉です。 これはほぼ同時期に発生した、ラーニングコモンズという学修スペースでどのような(サービス)ことを行っていくべきかを考える際の一つの可能性として考えられました。 とはいえ、図書館内で学生がアルバイトやボランティアのような形で業務の一部を担うということは、このような言葉が一般的になる前からあったものです。 現在、多くの大学図書館で学生協働が行われていますが、その内容は様々です。

りぶたまと学生協働

りぶたまの業務では、「図書館業務を通じて社会人としての姿勢や態度を身につけつつ、情報リテラシー能力の向上をはかり、社会に出てから戸惑うことなく活躍できること」を目標とし、インターンシップのような要素を含んだ業務内容を目指しています。 そのために、多くの新しい経験をしてもらう機会を準備し、これまでになかった自分の行動や気づきを得られるようになっています。

りぶたまのコメント ~業務について聞いてみました!~

  • りぶたま感想・コメント
    りぶたまはメンバーと共に作業しますが、学内のサークルなどで共に作業する場合と違い、あくまで業務なので一定の緊張感が伴います。図書館の資料をメンバーと書庫に移送し終えた時に共有できる「緊張が解ける瞬間」は、仕事をやりきったという実感を与えてくれます。実際に社会で働くことを考えたとき、この緊張感の共有は成長のとてもよい材料になっていると感じています。
  • りぶたま感想・コメント
    私がりぶたまの活動を通して成長できた点は「多角的な思考の成熟」です。りぶたまは複数の学部学科で構成されていますので、ディスカッションではいろいろな方向から意見が飛んできます。1つの課題に対して様々な視点からアプローチをし、解決につなげる多角的な思考は、社会においてもとても重要な力だと思います。この成長は総合大学である立正大学の図書館アルバイトならではといえるのではないでしょうか。
  • りぶたま感想・コメント
    私は装備を通して、一瞬一瞬の大切さを学びました。自分にとっては本に施す作業は一瞬であっても、本にとっては一生残るのが装備という作業です。それに気がついてからは、一冊一冊を丁寧に作業するように心がけています。これは装備に限らず、自分の行う行動全てに当てはまるものだと思います。自分にとっては一瞬の出来事であっても、相手にとっては一生残る出来事かもしれません。本を通して、自分の考え方を改めることができました。
  • りぶたま感想・コメント
    思い入れのある業務は、広報活動の企画内容についてのグループワークでした。仲が良いりぶたまでも、時には意見の対立が生じます。その中でも相手の話にきちんと耳を傾け、グループが目指す方向性にズレが生じないよう話し合いに努めました。りぶたまで行われる数多くのグループワークは、相手を説得する力やプレゼンテーション力が身に付きます。数をこなすことでグループワークが苦手な人も克服できます。学生視点の柔軟なアイデアを発案できる貴重な機会ですので、妥協せずに取り組んでよかったと思います。

りぶたま年表

■ りぶたまの業務・学生協働としての活動

りぶたまが行う業務を一覧にまとめました。

配列点検

資料が日本十進分類法に基づいて配架されているか確認し、整える作業です。
正しく資料が配架されていることで、利用者が目的の資料を迷わず探し出すことができます。

納本

書架に図書を配架する作業です。
時には一冊配架するために何十冊も動かしてスペースを作ることもあります。

図書移動

図書等を別の書架に移動し整える作業です。
大人数で動かすこともあります。

ブックレビュー

利用者に勧めたい本学所蔵の図書やDVDのレビューを作成し、OPACで公開しています。

装備

購入したばかりの図書に所蔵印や盗難防止の処置を施す作業です。
手先が器用な学生が有利ですが、熟練者になると作業のスピードも仕上がりも段違いです。

補修

傷ついた本や汚れた本をできる限り修復する作業です。
装備からステップアップした慎重な作業になります。
根気と集中力が必要な業務です。

展示・ポップ制作

図書館1Fの展示エリアで、りぶたま企画による展示を行っています。
その際には、イラストや文字を使ったポップで資料の紹介をすることもあります。

新入生ガイダンス

4月に行なわれる新入生向けのガイダンスで図書館の利用方法を壇上で紹介しています。
案内動画から配布資料までりぶたまが担当します。
約1ヶ月の準備期間を設け2年生が一丸となって行います。
このガイダンスをきっかけにりぶたまに入る人が多いです。

オープンキャンパス図書館案内

オープンキャンパスで図書館見学に来た高校生を案内します。
高校生と年齢が近く、図書館に詳しいりぶたま独自の視点で紹介しています。
それぞれ違ったアプローチで図書館を解説します。

高大連携インターンシップ

高大連携プロジェクトの一環としてインターンシップを行う学生に、導入として図書館の仕事を紹介します。
また、図書館の利用方法などレクチャーの補助も行います。

資料保存業務

虫やカビから資料を守る業務です。
他にもトラップの回収・設置や清掃も行います。

りぶたまPresents

りぶたまがチームになり動画制作や展示を行います。
学年や年度によって毎回異なる企画を行います。

動画撮影

新入生ガイダンスやりぶたまPR用の動画を撮影します。

本遊(ほんずさみ)

図書館で発行している情報誌、本遊の一部ページをりぶたまが担当します。
過去には企画段階から携わる特集ページも制作しました。
本遊へ

レファレンス補助

職員が勤めるレファレンサーの補助を行います。
利用者が見つけることのできない資料を探したり、データベースの利用指導をサポートするなどこれまで学んだ専門的な知識を活用する機会です。

蔵書点検

年に一回、図書が正しい場所に配架されているか、行方不明の図書がないかを調査します。
行方不明図書をスタッフ全員で一日捜索することもあります。

ポスター・チラシ作成

展示やイベントなどのポスターやチラシを作成しています。
写真を切り貼りし、レイアウトを決め、キャッチコピーを考え、印象に残るポスターを作り上げます。

イラスト作成

展示やポスター作成のためのイラストを描きます。
絵を描くのが得意な、りぶたまが担当します。

アナウンス録音作業

館内で放送するアナウンスなどを録音します。
マイクなど機材のセッティング、音声編集もりぶたまが行います。

2019年4月4日(木)、5(金)の二日間、新入生向けに図書館利用ガイダンスを行いました。会場となった石橋湛山記念講堂には、二日間合わせて1,584人もの新入生が集まりました。
今年度りぶたまになったメンバーが中心となって新入生向けの図書館利用ガイダンスを行います。1年間業務で培った知識を発表する機会となっています。

りぶたま新2年生によるリハーサルの様子

ガイダンス開始の一時間ほど前から石橋湛山講堂でリハーサルを行いました。
事前に準備した資料やスライドを確認し、スライド切り替えのタイミングや個々の動きを調整していました。

りぶたまによる資料配布

ガイダンス間近になると続々と新入生が受付にやってきました。りぶたまが新入生の流れが滞ることなくスムーズに会場へ入れるよう誘導しました。

本番の様子

ガイダンスが始まると場内に緊張感が漂いました。
ステージに上がる前は緊張した面持ちでしたが、ガイダンスが始まると堂々としたプレゼンを行いました。

終了後ミーティング

ガイダンスが終了し、アンケートを回収すると。今年度ガイダンスを担当した2年生を中心にフィードバックを行いました。それぞれが成長した2日間となりました。

新入生ガイダンスを終えて

  • 感想・コメント りぶたま2年生
    私は新入生ガイダンス業務のリーダーを勤めました。サブリーダーと共に全体のフローチャートを作成、段階ごとの目標や〆切を設定し、エクセルの連絡シートを用いて業務指示を行いました。この経験は自らの苦手や得意を再認識するにあたり、非常に有用でした。この経験を通じて、単独でリーダーをこなすのではなく、数人による意思決定の方が、より効率的にプロジェクトを遂行できるのだと実感しました。また、大勢の前で発表することが好き、得意なのだと改めて実感できました。
  • 感想・コメント りぶたま2年生
    新入生ガイダンスは、私がりぶたまに入って初めて大勢の人の前で発表する仕事でした。新入生の時にこのガイダンスでりぶたまに興味を持ったので、いつもより気合が入りました。発表準備では他のメンバーの要領やセンスの良さに驚かされました。自分は入ったばかりだったとはいえ、何もできないことに不甲斐なく感じました。でも全体的に楽しかったので良かったです。いつか他のメンバーのように得意なことで、役に立ちたいのでそれを見つけられるように努力します。
  • 感想・コメント りぶたま2年生
    私が一番苦労したことは、壇上に立ち、人前で話をすることでした。リハーサルで壇上に上がると、緊張で声が震えてしまい、上手に話すことができませんでした。しかし、本番当日、思い切って壇上に上がり、席に座った大勢の新入生を見渡しました。すると、自然と肩の力が抜け、のびのびと話をすることができました。新入生ガイダンスで得られた成功経験は、これからの人生において、自らの支えになっていくと思います。

ガイダンス風景



オープンキャンパスで図書館を案内する業務をりぶたまが行いました。

準備

オープンキャンパスで館内を案内するために1ヶ月前から入念に準備を行い、りぶたまそれぞれが原稿をつくり、紹介する場所や順序を考えます。ツアーの練習では、ビデオカメラを使って自分が説明している姿を撮影し、参加者にはどのように自分の姿が映るか、客観的に分析しています。また、フリップを製作したり、事前に取り出す本を選ぶなど、それぞれが来館者のために様々な工夫しています。

本番

参加者が図書館に来る時間帯に合わせてりぶたまも準備します。多いときには50人以上の参加者を誘導しました。りぶたまそれぞれの個性があふれる説明で準備の成果を出していました。

フィードバック

オープンキャンパスが終了すると館内案内を担当したりぶたまと職員でフィードバックを行います。それぞれの良い点、改善すべき点を客観的に見直し、お互いの成長につなげます。このオープンキャンパスを機に人前で話す技術、プレゼン方法など多くの気づきを得たりぶたまも多くいます。

オープンキャンパス業務の様子



実施日

  • 2018年度  6月10日、7月22日、8月11日、8月12日、 9月9日、10月21日、3月24日
  • 2017年度  6月11日、7月17日、8月11日、8月12日、9月10日、10月29日、3月25日
  • 2016年度  6月12日、7月24日、8月20日、8月21日、9月11日、10月30日、3月19日
  • オープンキャンパスで図書館を紹介する業務をりぶたまが行いました。学内整備のためオープンキャンパス中は図書館を閉館しているので3号館1階図書館紹介コーナー、トークパレットでの展示形式で図書館を紹介しています。


    準備

    オープンキャンパス本番

    トークパレットでの展示


    3号館1階図書館紹介コーナーでの展示


    活動の様子


    実施日


    高校生向けに行われるインターンシップではりぶたまが職員の補助としてサポートしました。

    インターンシップの様子

    インターンシップ業務では、図書館で働く為に必要な館内設備・OPAC・出納方法などをゲーム要素を取り込みながら、りぶたまが高校生に教えました。年齢が近いりぶたまが接することもあり高校生たちは積極的に質問をしてくれました。

    書架に並んでいる本の裏で活動する図書館業務についてはあまり知られていませんが、実際にアルバイトとして働くりぶたまは高校生にとって新鮮だったのではないでしょうか。

    りぶたまにとっても高校生に教えるという経験を経て、さらに図書館業務についての理解を深め気付きを得ることができました。

    インターンシップ業務の様子



    実施日

  • 2018年度8月21日 城山高校インターンシップ
  • 2017年度8月25日 城山高校インターンシップ
  • 2016年度8月26日 城山高校インターンシップ
  • りぶたまは学内の活動だけはなく、学外で行われているイベントなどにも積極的に参加しています。他大学や施設に触れ、多くの刺激を受けています。

    主な活動

    図書館総合展・学生協働サミット

    図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、"図書館の今後"について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です。当日会場では、図書館にまつわる様々なフォーラムやプレゼンテーション、多様な団体によるポスターセッション、そして企業による最新の技術や動向が伺えるブース出展など、様々な企画が行われます。

    図書館総合展ホームページより(https://www.libraryfair.jp/


    学生協働シンポジウム

    大学図書館学生協働交流シンポジウムは,大学図書館でさまざまな活動を行っている学生が全国から集まり,他団体と交流を行うことを目的として開催しており,今年で第9回目を数えます。
    このシンポジウムでは、参加者同士の交流により他団体の成功事例の情報を得たり,新しいアイディアを生み出したりすること,またそれらを自団体に持ち帰ることで各自の活動がさらに活性化していくことを目指します。今回は,参加者の「やりたいこと」を明確化し,実施可能な計画に落とし込むまでのプロセスで,ファシリテーション,協働力,問題分析能力,問題解決能力などのスキルを磨きます。

    大学図書館学生協働交流シンポジウムホームページより(https://www.lib.shimane-u.ac.jp/LAS//


    学生協働ワークショップ

    「学生協働ワークショップin東京」は、近年大学図書館で広がりを見せる「学生協働」について、東京近郊の大学図書館の事例を持ち寄り、より多くの学生と、学生協働に関わる教職員がお互いの活動について情報共有し、自らの取組みを更に活性化することを目指すものです。

    学生協働ワークショップin東京ホームページより(https://sites.google.com/view/gakuseikyodo-in-tokyo//


    学外での活動

    図書館総合展2019年 inパシフィコ横浜

    2019年11月
    パシフィコ横浜にて行われた「第21回図書館総合展」に参加しました。

    図書館総合展2019 ポスターセッションへ

    学生協働シンポジウム2019 in島根

    2019年9月5,6日
    島根大学にて行われた「第9回大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加しました。

    学生協働シンポジウム2019 in島根へ

    学生協働サミット2018 inパシフィコ横浜

    2018年10月31日
    パシフィコ横浜にて行われた「学生協働サミット2018」に参加しました


    学生協働ワークショップ2018 in御茶ノ水女子大学

    2018年9月7日
    御茶ノ水女子大学にて行われた「学生協働ワークショップ2018」 に参加しました。


    学生協働シンポジウム2018 in広島大学

    2018年9月6日、7日
    広島大学にて行われた「学生協働シンポジウム2018」に参加しました。


    学生協働ワークショップ2017 in図書館流通センター

    2017年12月13日
    図書館流通センターにて行われた「学生協働ワークショップ2017」に参加しました。


    学生協働サミット2017 inパシフィコ横浜

    2017年11月7日 パシフィコ横浜にて行われた「学生協働サミット2017」に参加しました。


    学生協働サミット2016 inパシフィコ横浜

    2016年11月10日
    パシフィコ横浜にて行われた「学生協働サミット2016」に参加しました。


    学生協働ワークショップ2016 in立教大学

    2016年3月1日
    立教大学にて行われた「学生協働ワークショップ2016」に参加しました。


    2018年1月より立正大学品川図書館と清泉女子大学図書館が相互利用可能になりました。それに伴い、りぶたまと清泉女子大学の学生協働AskMe!の3・4年生が3チームに分かれ共同で相互利用促進させるための企画を考え、行いました。

    キックオフミーティング 5月26日

    キックオフミーティングではりぶたまとAskMe!の顔合わせとチーム分けが行われました。両大学の相互利用を促進するためには何が必要か、そしてその手段を考えました。

    各チームでの活動 6月~12月

    キックオフミーティングが終わると各チームでミーティングを繰り返し行い、計画、実行していきました。

    アイディアを企画書として職員に提出し、両大学の職員と、どこまで実現可能なのか確認しました。また、各大学図書館を行き来しながら図書館の特色や注目ポイントを探しました。

    巨大ポスターの作成や、チラシ、twitterでの呼びかけ、実際に図書館に来てもらうツアーの開催など、相互利用促進のために様々な案を練りました。

    企画、実行し、どうすれば利用者に広く相互利用を知ってもらえるか、ミーティングを重ねました。ミーティングを重ねていくうちに、何が利用者の目を引くか、効率的な宣伝媒体は何か、など、相互利用を通して多くの気付きを得ました

    発表会

    事前に1ヶ月ほどプレゼンの準備を行いました。内容はもちろん、グラフやスライドのレイアウトなど、「伝わるデザイン」を意識して準備をしました。

    発表会は、各チームの成果をプレゼンし、質疑応答するという形式で行われました。
    発表会場には1~4年生のりぶたま、両大学の図書館長と職員が集まりました。

    これまでの活動とその結果を数値やグラフ、実際の掲示物を用いてプレゼンしました。鋭い質問に整然と答える姿からこれまでの活動で試行錯誤したことが伺える発表会でした。
    最後に両図書館長からコメントを頂き、約10ヶ月の活動が終了しました。

    これら一連の活動を通して、両大学の相互利用を活性化させる良いきっかけとなりました。

    清泉女子大学との協働を終えて

    • りぶたま感想・コメント
      初の他大学図書館スタッフとの協働ということで、実際に行なうことによって、他大学図書館との協働の難しさや課題などがわかる機会になったと思います。情報共有の難しさや、シフトの違いなどをどう乗り越えていくかを学生スタッフだけでなく、職員と考えることによって、今後の協働にどう活かしていくのかを考える機会になったのではないでしょうか。
    • りぶたま感想・コメント
      企画を改めて振り返ると、とても大変でした。私たちのグループでは、学校間の道案内を含めたツアーを行い、お互いの大学の相互利用率を上げるという企画を行いました。準備段階では、大学間の道案内を行うにあたり参加者の安全面を考慮した企画になるように心がけました。宣伝では、Twitterを使ったり、各大学の教員にお願いし授業の一環でツアーに参加してもらったりと様々な方法をとりました。大変ではありましたが、同時に普段はできない様々なことを経験することができたので、とてもやりがいのある企画であったと思います。
    • りぶたま感想・コメント
      他校と連携することの大変さを痛感しました。図書館のルールも学校の仕組みも全く異なる中でどうやって同じ内容の広報するのかを決めるのが大変でした。また、一ヶ月に一度だけ話し合いをしましたが、グループ全員が集まれるわけではなかったので情報共有が難しかったです。ですが学校が違うからこそ想像もつかないような案が出て、今までにないような新しい発見も多く、とてもいい経験が出来たと思います。

    活動の様子



    ■りぶたま募集

    ・2022年度りぶたま募集について(準備中)


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