修士課程 臨床心理学専攻

教育研究方針とカリキュラムの特色

教育・研究方針

立正大学大学院心理学研究科修士課程の臨床心理学専攻は、平成17年4月より、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会により第1種指定大学院に指定された。

社会で役に立つ「臨床心理士」の養成を目的として、臨床心理学の各種理論と実証を組み合わせた実践的学習と研究に力点を置いている。また豊かな人間性と広い視野を持ち、時代のニーズに真に応えられる、高度な専門的知識と技術を身につけた専門的職業人、社会性・共感性のある心理的援助職従事者を養成するため、実習や教育訓練を行うこととしている。さらに専門教育者や大学教員などの研究者養成も目指している。

カリキュラムの特色

臨床心理学専攻のカリキュラムは、臨床心理士養成のための第1種指定大学院カリキュラムに準拠している。必修科目群としては、臨床心理学特論、臨床心理面接特論、臨床心理査定演習、修士1年次に臨床心理基礎実習、2年次に臨床心理実習Ⅰ、臨床心理実習Ⅱと学ぶ。さらにA群からE群に分かれ、臨床心理学研究法、発達臨床心理学、家族心理学、精神医学、臨床福祉心理学、人格心理学、障害児・者心理学、神経生理学、投映法、その他多様な特論科目が開設されている。さらに、平成30年度より新しい国家資格である公認心理師資格に対応するカリキュラムも整備している。

修士課程修了の条件については、必修科目のほか、各群から1科目(2単位)以上を選択し、計37単位以上を修得した上で、臨床心理学をテーマにした修士論文を提出し、審査に合格した者に対して、修士(心理学)の学位が授与される。また、臨床心理士受験資格を得ることが出来る。

研究指導体制

令和2年度、臨床心理学専攻の専任教員のうち、臨床心理士や公認心理師の資格を持つものは15人を数える。教育、福祉、医療、産業、司法など様々な臨床領域の経験豊かな教員による、実践的な研究指導体制がとられている。実習は、学内の「心理臨床センター」を拠点として実際に事例にふれるとともに、学外の学校、福祉施設、保健医療機関、教育相談機関などを体験し、臨床経験を積んでいく。また、自己の研究テーマによって指導教員を選び、修士論文作成を目指す。

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