修士課程 対人・社会心理学専攻

教育研究方針とカリキュラムの特色

教育・研究方針

立正大学大学院心理学研究科修士課程の対人・社会心理学専攻は、臨床心理学専攻および応用心理学専攻の修士課程についで、平成24年度4月に開設された。対人・社会心理学の広範な領域(自己・対人・社会・文化)をカバーした専門科目を履修することによって、幅広い社会現象や社会的行動に対して実証的にアプローチする技能と対人・社会心理学の高度かつ専門的な知識を修得し、その知識・技能を活かして現実社会の諸問題を深く理解し、解決していくことのできる人材を育成することを目標としている。

カリキュラムの特色

カリキュラムは、大きく「選択必修科目」と「選択科目」によって構成されている。
選択必修科目群は、演習科目であり、指導教員の演習科目を中心に、履修することができる。
選択科目群は、スキル領域、対人領域、社会領域の3領域からなる特論科目・実習科目によって構成されている。「スキル領域」では社会調査、質的研究、多変量解析に関する実習科目がある。「対人領域」では、自己、社会性の発達、対人関係、対人感情、コミュニケーション、キャリアに関連した特論科目が設けられている。「社会領域」では、産業組織、集団、社会問題、消費者行動、コミュニティ、交通、文化に関連した特論科目がある。

本専攻の修了要件は、選択必修科目から8単位以上、選択科目から3領域にわたって20単位以上、合計30単位以上を取得し、対人・社会心理学領域の課題をテーマにした修士論文を提出し審査に合格することである。修了者には、修士(心理学)の学位が授与される。
また、社会調査士の資格取得者には、「スキル領域」の3科目の単位を取得することによって一般社団法人社会調査協会が認定する「専門社会調査士」の資格が取得できる。

研究指導体制

対人・社会心理学に関わる学生の多様な要望や関心に応え、必要な専門知識と技能を修得させることができるよう、各分野に精通し国内外で活躍している専任教員を多数配置している。また、学外の著名な講師による講義も受講することができる。

修士論文の指導体制としては、1年次の初旬に決定する指導教員によって、入学時から2年間(長期履修制度を利用した場合は、この限りではない)、きめ細かな研究指導が行われている。本専攻ではこれに加え、専攻の全教員が参加して行う研究討議の場を1年次に1回、2年次に2回設け、専攻全体でのサポート体制も充実している。

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