概要 ‐ 長期構想「立正グランドデザイン」について ‐

立正大学学園は、2022年に開校150周年を迎えました。
この150周年を一つの節目と捉え、これからも永続的に学園を発展させていくための指針として、このたび10年後のあるべき姿を「立正グランドデザイン」としてまとめました。
これまで培ってきたものを大切にしながら、急速に変わっていく社会でイノベーションを起こし続け、「新しい当たり前」を生み出し、実践できる人材づくりに取り組む。
私たちは「立正グランドデザイン」によって、新たな時代にふさわしい人材が集う学園を目指してまいります。

構成図

本学園は、「真実を求め人類社会の和平の実現を念願する立正精神に基づく教育を行い、有能な人材を育成する」ことを理念・目的としています。
立正精神に基づき、大学は、「一、真実を求め至誠を捧げよう 一、正義を尊び邪悪を除こう 一、和平を願い人類に尽そう」、中高では「行学二道」を建学の精神として据え置いたうえで、それらを収斂した学園メッセージ「『モラリスト×エキスパート』を育む。」のもと、教育研究活動をおこなっています。
これらの原点や理念、変わらない価値観を踏まえたうえで、10年後のあるべき姿を「立正グランドデザイン」として策定し、その具体的な施策を中期計画、そして年度ごとの事業計画として具体化し推進していきます。

  • 学園の目的
建学の精神
大学 付属中学・高等学校
  • 学園メッセージ
  • 長期構想「立正グランドデザイン」
  • 中期計画
  • 事業計画

立正グランドデザイン

「立正グランドデザイン」の軸となる内容は、「多様性を尊重し、伝統と新たな知を融合することで 社会に革新をもたらすことのできる人材が集う学園」です。
そして、「教育」「研究」「社会貢献・連携」「学園経営・運営」「校友連携」という5つの要素によって、よりイメージを明確にしています。
学園の根底にある立正精神、多様性を認める価値観を根底に、伝統校として蓄積してきたものと、未来への視点を掛け合わせることで、「立正だからこそ」生み出せるイノベーションを起こしていきます。

多様性を尊重し、
伝統と新たな知を融合することで
社会に革新をもたらすことのできる
人材が集う学園

ロードマップ

検討の背景

本学園は、150年にわたり、これまでモラルと専門性を兼ね揃え、知識と技術を駆使できる人材、人や社会の役に立てる専門性を備えた人材を輩出してまいりました。そして、現在では9学部16学科7研究科、付属中学・高等学校、培ってきた伝統とデジタル社会に向けた新しい学び、卒業生、校友など、実に多様性に溢れています。
150年の長きにわたり、誠実におこなってきた「立正の人づくり」が、今まさに社会で求められていると考えています。

2022年6月の開校150周年を迎えるにあたり、2018年度から開始した第1次中期計画に沿って、品川キャンパスに新校舎建設、データサイエンス学部の開設など、様々な計画を着実に実施してまいりました。一方で、特に大学院における定員未充足や教育・研究の質保証など、新たな課題にも直面しています。

そして、少子化及び進学率の頭打ち、高まる社会の不確実性で、本学を含めた教育機関は非常に厳しい状況にある一方、時代の変化に合わせて社会を改善していく人材、文理横断的な人材など、社会から求められるニーズは多様化、高度化しています。このような状況において、「本学園はどのような社会貢献が出来るのか」「本学園でなければ出来ないこととは何か」「10年後に、我々はどのような存在で在りたいのか」を考え、理事長を委員長とする「立正大学学園中長期計画検討委員会」を中心に、「立正グランドデザイン」を策定しました。

ロードマップ

「立正グランドデザイン」は、1期5年を期間とする「第2次中期計画」および「第3次中期計画」とそれに基づく各年度の事業計画の実行により、具現化することとしています。毎年、目標に照らし合わせて実行内容を評価し、その結果を翌年度の計画に反映することで、改善を加え常に最適化を図りながら実行していきます。

ロードマップ

メッセージ