木村史人著「「存在の問い」の行方－『存在と時間』は、なぜ挫折せざるをえなかったのか」（北樹出版）

序章

第一部　『存在と時間』期におけるハイデガーの思想の変貌
　第一章　現存在の拡張的捉え直しの図示
　第二章　『存在と時間』以前の現存在の構造
　第三章　『現象学の根本諸問題』における現存在の分析
　第四章　現存在の拡張的捉え直しと、存在と存在者との区別および
　　　　　基礎存在論

第ニ部　『存在と時間』という葛藤
　第五章　『存在と時間』の現存在分析における逡巡と葛藤
　第六章　「非本来性から本来性へ」という枠組み
　第七章　『存在と時間』期の思索の深まりにおける『存在と時間』

第三部　『哲学への寄与』期における「存在の問い」
　第八章　『哲学への寄与』期への思想の変遷の必然性
　第九章　『哲学への寄与』期の必然性
　第十章　「存在の問い」の困難さの高まり
　終章　転回的かつ循環的な現存在
　結論　ハイデガーの「存在の問い」