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立正人(第07回:蛭田 佳人さん ③)

2021/08/30

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  • # 経営学部

在学中に起業を経験!
日本への貢献と見据える未来

在学中に起業を経験!

日本への貢献と見据える未来

 

立正大学経営学部 蛭田 佳人

横須賀明光高校 出身

2021年 経営学部経営学科 卒業

 

蛭田さんは、20213月まで本学に在籍し、卒業を迎えたばかり立正人です。在学中の2019年から起業を経験している蛭田さんの魅力について、全3回に分けてご紹介します。

 

最終回のテーマは、「蛭田さんが高校生や大学生に伝えたいメッセージ」です。

 

チャレンジをしても、途中で諦めてしまう学生も多いと思いますが、もし蛭田さんが教えるとしたら何を教えますか?

 『なぜそれを成し遂げたいのか』という明確な理由を持つこととは非常に大切だと一番に伝えたいです。やるべき理由を明確化して自分の中で本当に重要だと思っていれば、挫折しにくいと思います。私は高校まで英語が苦手で、英語が出来ないといけないという漠然とした危機感だけは持っていましたが、大学に入ってからは、ビジネスの世界で活躍していきたいと心から思うようになり、そこから英語が好きになりました。ビジネスの世界で活躍するためには、海外を知らないと活躍することは難しいので、英語をマスターしなければならないと具体的な目的意識を持った途端に英語が楽しく感じました。

 あとは、周囲に手伝ってもらうことも効果的です。例えば、一緒に毎日勉強するとかでもいいですし、インスタに「1年後、TOEICで800点を取る!」といったように宣言してもいい。そうすれば、達成しないと恥ずかしいから、やらないといけないなっていう危機感が出てくると思います。危機感から1ヶ月くらい勉強していくと習慣になるので、勉強しないと気持ち悪くなってくる。次第に、知識がついてくるから楽しくなる。楽しくなるから長く続く。といったように好循環になります。物事の好き嫌いは、知識量の多さで決まると思っているので、最初の知識量の壁を乗り越えてしまえば、あとはそんなに難しくないと思います。最初の知識量を増やすことができるまでが一番大変なので、そこは周囲にサポートしてもらいながら、強制的にやらざるを得ない環境にしてください。

 逆にもし、友人など周りの人が何かに挑戦をしていたら、否定せず、心の底から応援をしてあげてください。サポートしてあげてください。周りの支えが成功する上で必要不可欠なので。

 

大学進学を考えている高校3年生に何かメッセージはありますか?

 3つ伝えたいことがあります。

 1つ目に、「大学名でなく、個人で戦える人材になろう」ということです。大学は、やりたい事を探す一つの手段でしかないと思います。自分は就職活動の時、大企業やベンチャー企業、外資系企業と幅広く受けましたが、大学名で落とされたという実感は1度もありませんでした。もし、大学名で不安に思っている方がいたら、大学名でなく個人で戦える人材になることを意識して欲しいと思います。そのためには、大学生活で何をするかが鍵になりまるので、意識していただけたらと思います。

 2つ目に「大学生活では、圧倒的に行動しよう」ということです。現状、やりたいことが決まっている人もいれば、決まっていない人もいると思います。だからといって、大学生活を周りに流されながら過ごしていても、絶対にやりたいことは見つかりません。やりたいこと、夢はいくら待っていても見つかりません待つのではなく、自ら行動し、つくりにいきましょう。つくるためには材料が必要です。行動に起こすということは、やりたいことを生み出す上で、最も重要な材料になります。もし、何をしていいか分からない場合は、本を読む、多くの大人に会う、未知の経験をする、様々な企業を知る。といったことを実践してください。行動すれば必ず、大学生活は人生のターニングポイントになります。

 3つ目に「自責思考を持とう」ということです。自責思考とは、物事がうまくいかない時、その原因は自分にあると考えることです。環境や他人のせいにして、日々の生活を歩むのではなく、自分の責任と常に考えて行動しましょう。人間はどうしても他責にしていきたがる生き物だと思います。しかし、ビジネスの世界では他責は通用しません。もし、何でも他人のせいにする人がいたら、周囲の人は距離を置きたくなると思います。他責思考でいると、協力してくれる仲間がどんどんと去ってしまう可能性がありますが、自責思考でいれば、協力してくれる仲間は増えてきます。進路選択や大学生活など、うまくいかないことはたくさんあると思いますが、自責思考を意識して生活してください。そして、納得のいく大学生活を過ごしてください。

 

起業を考えている大学生に向けて何かメッセージはありますか?

 4つ伝えたいことがありますが、その中の2つは「圧倒的に行動しよう」と「自責思考を持とう」というものなので、高校生に伝えたいメッセージと同じです。

 3つ目は、「周りなんて気にするな。自分の人生を歩もう」ということです。当たり前ですが、自分の人生は自分のものなので、周りは関係ないはずです。周りがなんと言おうと自分の歩みたい道を歩んでください。他人の人生を歩むと、後々必ず後悔します。そして、他人の人生を歩んだところで誰も責任をとってくれません。本当に自分が望むのであれば、周りにどんなに非難されようとやってみてください。自責思考を持って必死で行動していれば、必ず同じ志を持つ仲間が近寄ってきてくれます。そして、助けてくれます。

 4つ目に「学生という立場を活用しよう」ということです。自分が起業した時、起業はリスクが高すぎる、危ないと周りに言われ、自分もすごく非難されました。しかし、起業の経験を通じて思ったのは、学生が起業するのは、ノーリスク・ハイリターンだということです。起業することの一番のデメリットですが、社会人であれば、サラリーマンとしての収入を失ったり、家族を養っている状況での挑戦なのでリスクが高いと思いますが、学生はデメリットがありません。時間が有り余っていて、お金もクラウドファンディングなど、集める手段はたくさんあります。起業経験やそれによって得た人脈、価値観など、経営を通じて得られるものはものすごく多いです。少しでも経営に興味があるのであれば、ぜひチャレンジしてもらいたいです。時間があり、セーフティーネットがあり、周りが助けてくれる。こんな無敵状態は人生であと数年しかない。無敵状態のうちに、たくさんチャレンジしてください!

 世の中はやってみないとわからないことばかりです。やって損することなし。成功しても、失敗しても、その経験は必ず皆さんの財産になります。

 

 みなさんの挑戦を応援しています!ぜひいつか、皆さんのチャレンジした経験を聞かせてください!

 


立正大学経営学部 蛭田 佳人 さん

2021年 経営学部経営学科 卒業

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