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先生に聞いてみた(第07回:経営学部 村井康真講師)

2021/07/16

  • # 立正大学
  • # 経営学部

共創力を実践する
「優しく」「賢く」「品高い」人財の育成

なぜ大学の先生になったの
 経済学部を卒業して、大阪船場の総合卸商社に就職しました。経営学の専門知識は皆無でしたから、実務を通じて管理会計をはじめ経営戦略やマーケティングを学びました。中小企業診断士の勉強を中断していた時期に、恩師より大学院(MBA)への進学を勧められたのが、この世界に入る端緒となりました。現在は、経営者の道徳的思考や倫理観における信仰の意義について研究しています。皆さんがよくご存じの会社の敷地内にも、鳥居や神社が建てられているのですよ。本学の沿革や建学の精神を知り、経営管理の領域から宗教の果たす役割について教えたいと望むようになりました。

授業では何を教えているの

 34年生を対象とした戦略経営論の講義をはじめ、商店街での実地調査やプロジェクト学習などの授業を担当しています。「まちづくり実習」は、戸越銀座商店街にある実店舗の新商品を企画・販売するプロセスを体験しながら、商店街の活性化(来訪者増)に挑戦しています。「マネジメントゲーム」では、プロジェクト計画書の作成からチーム編制を経て、スパゲティを使った構造物を制限時間内に高く仕上げる実技試験などがあります。学生には「チームで仕事をする」,「経験を通じて自分に必要な専門知識を学びとる」体験を重ねることで、実社会に出てからも成長を続けて欲しいと願っています。

学生に何を伝えたいの 「働くうえで大切なチカラ」

 レバノンの詩人 カリール・ジブランは「働かないなら、すべての知識は無益。愛がなければ、すべての仕事は虚しい。働くことは目に見える愛のかたち」と説きました。これが、私自身に対する答え(principle)です。
 厚生労働省「新規大卒就職者の離職状況」によると、就職後3年以内に会社を辞める元大学生は毎年32%前後います。ゼミナールの学生には早期離職を避けて欲しくて、若年就業者のキャリア形成や組織適応行動について研究させています。さらに、「仕事と人生に自信を持つための準備」について考えさせ、経営学部の同窓会や校友課のイベントに参加して、先輩方から「自分が仕事をする理由」や「自分の仕事に求めること」などを教えてもらっています。

 

 


村井 康真 講師
経営学部 経営学科

1969年生まれ。商社をはじめ研究所,短大・大学講師などを経て、本学には2018年より着任する。品川キャンパス近隣の商店街と学生のコラボ作品を制作・販売するなど、現場での学びを大切にした教育に力を入れている。ニックネームはムラりす。帽子とスヌーピーが好き。
国際経営学修士(早稲田大学) 学術博士(早稲田大学) 教育学修士(筑波大学)

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