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立正人(第04回:赤坂 公三郎さん)

2021/04/01

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立正での学びを大切に
ルイヴィトンも認めた『KOZABURO』

 赤坂さんは、ニューヨークのブルックリンを拠点に活動するデザイナーです。立正中学校と高等学校で「仏教」や「思想」について学び、卒業後も様々な経験を経て、世界的に有名な芸術大学であるロンドンのセントラル・セント・マーチンズ大学でデザインを学びました。現在は独立し、ファッションブランド『KOZABURO』を設立。2017年にはフランスのLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループが主催するファッションショーで日本人初の特別賞を受賞するなど、注目されています。

進路に悩んだ学生時代

  高校生の時、卒業後の進路について、大学に進学するか、音楽やものづくりなどの自分が興味を持つ分野を学ぼうか悩んでいたという赤坂さん。最終的に東洋大学に進学し、哲学を学んでいましたが、ものづくりに対する思いを捨てきれず、服飾にも興味を持ちはじめたため、大学3年の時に家族で進路を話し合ったそうです。「大学を卒業してから専門学校に通い直そうと考えていました。しかし父親から、服飾関係の仕事に大学の学位は必要なのかと問われ、世界一の服飾学校で学ぶなら金銭面もサポートするから今の大学を辞めてもいいと言われました。」と話す赤坂さん。その後、独学で英語やデザインを学び、見事にセントラル・セント・マーチンズ大学に合格。非常にチャレンジングな性格であることが伺えます。


哲学や宗教の考えをブランドコンセプトに

 卒業後にニューヨークの紳士服メーカーでデザインの仕事をしていた赤坂さんは、そこで3年間経験を積んだ後に退職。「自由の表現したいことを仕事にしたい。だけど、自分が本当にやりたいことは何だろうと考えるようになりました。」と話す赤坂さん。その後、ニューヨークのパーソンズ美術大学院に入学し、学位を取得。そこから自分のブランドを立ち上げました。ブランドコンセプトについて、「哲学や宗教などが自分の重要なルーツであると考えているので、思想をどのようにものづくりに組み込むかが自分の最大の焦点です。」と話す赤坂さん。立正高校時代の友人にも相談しながら、これまでに『円融』や『MA(間)』など、赤坂さんの持つ独特の感性からコンセプトを生み出してきました。


「MA」というコンセプトで2020年に発表したデザイン

これからの学生に期待する『ポジティビティ』
 最後に生徒や学生へ向けてのメッセージを伺うと、「今の時代、好きなことをして生活したいけど、好きなことが見つからない、好きなことで稼げないと考える若い人が増えていると感じます。しかし、自分が本当にやりたいことを見つけるためにも能動的に行動してほしい。壁にぶつかることもあると思いますが、その経験が失敗だったかどうかは、その後の行動によって変わってくると思いますし、失敗や挫折の理由がその時に理由が分からない事も多いので、『ポジティビティ』(自己肯定的な心)を大切にしながら様々なチャレンジをしてほしいですね。」と笑顔で語る赤坂さん。今後の活躍にも期待です。


赤坂 公三郎 さん
職業 デザイナー
2002年 立正大学付属立正中学校・高等学校 卒業

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