立正大学データサイエンス学部

Faculty of DATA SCIENCE

Masako


Tsujimura


博⼠(経済学)
辻村 雅子
つじむら まさこ
専攻(担当分野)
経済統計学、金融論
准教授

略歴

1998年 慶應義塾大学商学部 卒業
2003年 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得満期退学
2016年 博士(経済学)学位取得
2003~2009年 和洋女子大学人文学部国際社会学科 非常勤講師
2003~2018年 慶應義塾大学通信教育部 非常勤講師
2005年~現在 慶應義塾大学産業研究所 研究員
2016~2021年 立正大学経済学部 特任講師
2021年 現職

研究テーマ

経済を大きく眺めると、日常の様々な商品を取引する財貨・サービス市場、労働力や生産設備等を取引する資本市場、債券や株式等の金融商品を取引する金融市場から成り立っています。各市場では、家計、企業、政府といった経済主体が、取引される対象物の対価として資金を支払うことで、経済取引が成り立っています。この資金に着目し、経済全体を資金がどの様に循環しているのかを、統計を基に明らかにする試みを行っています。

担当科目、ゼミ

経済統計、経済指標の読み方、社会と統計、金融データ分析、金融リテラシー、ゼミナール

教員から学生へのメッセージ

会社で働く場合はもちろん、日常生活を送るうえでも、就職、住宅購入、老後の計画など、人は様々な意思決定に迫られます。その際に経済がどの様な仕組みで成り立っているのかを理解し、更に現実の経済はどういう状況にあるのかを客観的に数値で把握できれば、重要な決断も安心して行えるようになると思われます。より良い人生や社会の構築を目指して、一緒に様々な経済統計に触れ、それらを正しく丁寧に読み解けるよう思考錯誤していきましょう。

研究業績等

“Flow-of-funds structure of the U.S. economy 2001-2018,” Economic Systems Research, forthcoming, (Online published, July 2020) [共著].
“Flow of funds analysis: A combination of Roman law, accounting and economics,” Statistical Journal of the IAOS, vol. 35, no. 4, pp. 691-702, (2019) [共著].
“A Flow of Funds Analysis of the US Quantitative Easing,” Economic Systems Research, vol. 30, no.2, pp. 137–177, (2018) [共著].
“The value added and operating surplus deflators for industries: The right price indicators that should be used to calculate the real interest rates,” Statistical Journal of the IAOS, vol.34, no.2, pp. 235-253 (2018) [共著].
『国際資金循環分析-基礎技法と応用事例-』慶應義塾大学出版会(2008)[共著].
『資金循環分析-基礎技法と政策評価-』慶應義塾大学出版会(2002)[共著].

所属学会

環太平洋産業連関分析学会、日本統計学会、日本経済学会、International Input-Output Association、International Association for Official Statistics、International Association for Research in Income and Wealth、American Economic Association