教育の質向上(大学・大学院)教学マネジメント体制の強化等を通した、学修者本位の教育へのより一層の転換を進めます。

3つのポリシー等に基づく教学マネジメント体制の強化

1-1
全学的教学マネージメント体制の整備と全学教育推進センターの機能強化によるFD・SDの高度化
目的

学長、担当副学長、学部長・研究科長、各種センター長等を構成員とする会議体を設置し、教育の内部質保証のための全学的な教学マネージメント体制を整備する。あわせて、全学教育推進センターの機能を強化し、FD・SDのより一層の推進と高度化により、教職員の間での教学情報の共有化を進め、授業改善のための能力・技能の向上を図る。

概要
  • 教育の内部質保証に関する事項を審議する教学マネージメント体制の整備
  • 学部学科、各種センター等の持つ教育資源を活用したFD・SD活動の積極的な展開
1-2
全学教育推進センターへの教学IR機能の集約による教学情報の効率的な収集・活用の促進
目的

複数の部門が担ってきた教学IR機能を全学教育推進センターに統合することで、教学情報の収集と活用をより組織的・計画的に進める。

概要
  • 教学IR機能を全学教育推進センターの業務として明確化
  • これまで実施してきた各種調査・アンケートの内容の点検および必要な改善を加えた上での継続
  • 各種IR研修会(学内外)への参加の促進、教学IR担当職員の育成

多様で豊かな学修体験を可能にする教育環境の整備

1-3
柔軟なアカデミック・カレンダーの導入とアクティブラーニングの推進
目的

より柔軟性のあるアカデミック・カレンダーを導入することで、アクティブラーニング、ICTを活用した授業、集中講義など多様な教育方法による授業を展開できる環境を整備する。

概要
  • より柔軟性のあるアカデミック・カレンダーの導入
  • FD研修会を通じた、アクティブラーニング等を取り入れた授業実践のための能力・技能の向上
1-4
教学情報システムの整備と教育のデジタル化の推進
目的

本学にふさわしい教学情報システム(LMSを含む)の整備を通じ、使用者(教員・学生)にとって利便性の高い学びの仕組みを構築し、教育のデジタル化による学修データの蓄積と利活用を推進する。

概要
  • LMSを含む教学情報システムの点検・整備
  • 多様な学修データの収集と利活用の技能・能力の向上のためのFD研修会の開催
1-5
効果的な学習教材作成とオープン教材利用促進のためのサポート体制の整備
目的

教員の創意工夫による新しいデジタル教材や教育方法の開発を支援するとともに、授業や自主学習のために内外の教育リソースを活用できる環境を整備し、教育のデジタル化時代にあった教育内容の充実を図る。

概要
  • 教材開発専門相談員の配置、デジタル教材開発のための機器整備による授業支援室の機能強化
  • 学内外の教育リソース・オープン教材の利活用をサポートする基盤整備
  • 教員の教材・教育方法開発を経済的に支援する制度の設置

特色ある全学教育プログラムの整備による「モラリスト×エキスパート」教育の推進

1-6
特色ある全学共通科目の開設と運用
目的

従来、学部・学科で完結していたカリキュラムに対し、全学DPを担保するためにも全学の学生が履修可能な教育プログラムを設け、立正大学らしい特色ある全学共通科目を開設・運用し、充実を図る。

概要
  • 教養的科目のなかに全学共通で履修可能な「立正コア科目」の設置、自校教育を含めた科目の充実
  • 専門科目のなかに学部間で相互に履修可能な「専門関連科目」の設置

高度な専門教育につながる基礎学力の向上

1-7
ICTを活用した自主学習支援体制の整備による入学前教育、補習教育の充実
目的

e-learningによる学習プログラムを利用した入学前教育、補習授業、自主学習支援を展開し、基礎学力の向上を図る。

概要
  • 入学前教育、補習授業の充実および自主学習の推進のためのe-learning学習プログラムの導入、運用

学修成果の把握・可視化と教学情報公開の推進

1-8
ディプロマポリシーに即したアセスメントツールの導入と学修成果可視化のための手法開発
目的

学修成果の可視化と公表を促進するために、DPに即して学修成果を評価できるアセスメントテストを導入する。あわせて、学生自身が自らの学修成果を把握できるよう科目ナンバリングやカリキュラムマップを活かした学修成果の可視化を推進する。

概要
  • 教学情報の活用のための教務システムの整備
  • DPに即した外部アセスメントテストの実施と学修成果の可視化
  • ナンバリング、カリキュラムマップを利用した学修成果可視化の手法開発と運用

学修支援体制の拡充

1-9
MLAとNLCによる学修支援体制・研究支援体制等の拡充
目的

図書館等による学修支援・研究支援体制等の改編を通して、学生・教職員の幅広い学びや活動を支援する。

概要

MLA連携(博物館(美術館):Museum、図書館:Library、文書館:Archive)による業務、体制、イベント面での融合及び、NLC(Next Larning Commons:次世代ラーニングコモンズ)として創造的学修の要素を加えたサービスの展開

キャリアサポート体制の強化とキャリア教育プログラムの充実

1-10
課題解決型インターンシップの創設・キャリアアワーの拡充
目的

アクティブ・ラーニング方式を採用するインターンシップを開設・受講を推進することにより、問題発見能力・問題解決能力や現場適応力を身につけた、雇用先で即戦力となりうる学生を養成する。

概要

協賛企業による課題解決型インターンシップの実施およびキャリアアワーの増設

1-11
多様な進路を視野に入れた課外講座の再編・充実
目的

学際間のいわゆるニッチな専門職公務員および国家総合職採用者の増加等、多様な進路を視野に入れた課外講座を再編・充実する。

概要
  • これまで本学からの採用者が少なかった分野での公務員合格者をさらに輩出するための、課外講座の充実 具体的には、法学部と心理学部の学際領域である家庭裁判所調査官補や法務教官、法学部と社会福祉学部および心理学部との学際領域である福祉専門職職員(例えば東京都職員1類B(福祉職))採用を目指して、課外講座や学部ゼミ等で対策を実施する。
1-12
体系的なキャリア教育の推進
目的

1万人規模の総合大学としてふさわしいキャリアサポートを実現する。

概要
  • キャリア教育を専門に研究する専任教員(若手)の雇用
  • 国家公務員総合職試験や各種専門職試験において、課外講座だけでは十分に対応しきれなかった多様な進路志望者へのサポート
  • 民間就職における、幅広い業界・業種へのミスマッチのない就職を目指したサポート
  • 立正コア科目として実施予定の新しいキャリア関連科目を始めとした、初年次教育からの体系的なキャリア育成カリキュラムの実施
  • インターンシップや課外講座・キャリア関連イベントの企画・運営・管理

社会ニーズを捉えた大学院改革による学びの充実と募集力強化

1-13
大学院における教育の充実と研究の深化に向けた改革推進
目的

大学院教育の充実と研究の深化のための改革を推進し、あわせて大学院における課題である定員未充足の解決を図る。

概要
  • 学生支援(就学支援・留学生支援・研究活動支援・キャリア形成支援)の充実、教育内容の充実と教育方法の多様化や研究科間連携の推進

高大連携の強化

1-14
高大の連携強化
目的

付属中学・高等学校で鍛えられてきた生徒を大学で受け入れ、更にその才能を伸ばし、社会で活躍できる人材を育成するための一貫教育体制を確立する。

概要
  • 高大連携プログラム(大学での教育内容の周知徹底やキャリア教育等)の更なる充実
  • 新たな準付属校・提携校の検討と拡大

教育の質向上(付属中学・高等学校)

ICT教育の推進

1-15
ICTを活用した教育手法の充実と学校運営の推進
目的

ICTを活用した過去5年間の教育実績の蓄積を踏まえ、より良い教育手法を構築する。

概要
  • PC・サーバーおよびiPadの更新および新機器の操作講習等を通じた、より良い教育手法の構築
  • 学習支援ツールの活用状況の把握、成果の測定を行うことで、学力向上につながるようなICTのさらなる活用の検討・実践

主体的な学びによる基礎力の育成

1-16
発表力を鍛錬するR-プログラムの推進・発展
目的
  • 生徒一人ひとりが主体的に学び、自己理解を推進することで、社会の中でのリーダーシップをとれる人間性を育成する。
  • 学習意欲を喚起し、能力を最大限に発揮するための基礎力を育てる。
  • 情報化社会の中で複数の情報や意見を踏まえながら、根拠に基づいた考えを持てるようになる。
  • 「書くこと」への抵抗感を無くし、豊かな表現力を養う。
概要
  • 「Research(調べる)」「Read(読み取る)」「Report(伝える)」の3つをスキルを伸ばす「R-プログラム」の取り組みを通じた、現代社会に通用するような、根拠に基づく思考や表現力、リーダーシップ力の養成
  • これらの力の活用・実践として、学内外での発表・表現への参加の支援・促進