関連用語集
第2次中期計画に関する関連用語集です。
用語 | 解説 |
---|---|
教学マネージメント | 文部科学省の審議会である中央教育審議会大学分科会が令和2年に取りまとめた「教学マネジメント指針」(以下、「教学マネジメント指針」)※1によると、「大学がその教育目的を達成するために行う管理運営」であり、大学の内部質保証の確立にも密接に関わる、とされている。 |
FD | ファカルティ・ディベロップメントの略。教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。具体的な例として、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催等があるが、学生と一緒に取り組む場合もある。 |
SD | スタッフ・ディベロップメントの略。教職員を対象とした、教育・研究に関わる事項から大学の管理運営に関わる事項全般を含めた資質を向上させるための組織的な取組の総称。 |
IR(インスティテューショナル・リサーチ) | 大学におけるIRとは、大学運営や教育・学生支援等に関するあらゆる学内データを収集・分析する機能や部門のことを指し、計画・施策の立案や検証・改善、意思決定を支援することを可能にする。特に教学に関する事項については、「教学IR」として扱っている。 |
アカデミック・カレンダー | 学年暦。授業等の年間スケジュールや、大学の行事等の予定を定めたもの。 年度途中の入学・卒業(修了)を認めたり、教育効果を高めるために、学期期間の変更を打ち出す大学もある。 |
アクティブ・ラーニング(能動的学修) | 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法とされる。 |
LMS | Learning Management System(学修管理システム)の略。 オンラインによる課題の配信、学習歴の記録や成績管理から、コミュニティ機能などの機能を持つものがある。学習者と教員双方向の交流が可能となることから、オンライン授業を支える役割のほか、対面授業においても活用されている。 |
三つの方針 (DP:卒業認定・学位授与の方針 CP:教育課程編成・実施の方針 AP:入学者受入の方針) |
各大学、学部・研究科等において展開している教育活動について、質の保証と向上を図るために策定・運用している方針。 各大学が、「卒業認定・学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」、「入学者受入の方針」の三つの方針を明確に示すことが必要とされており、大学の個性・特色が具体的に反映されている。 |
ナンバリング | 「教学マネジメント指針」※1によると、授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序、授業科目間の関係性等を表し、学内外に、教育課程の体系性を明示する仕組み、とされている。 科目ナンバリングを導入することで、学問分野と科目間の関連が分かりやすくなり、他大学の科目内容と比の比較が可能となる。 |
カリキュラムマップ | 「教学マネジメント指針」※1によると、学生が身に付けることが期待される知識・技能・態度等、学修目標として示される項目と授業科目との間の対応関係を示した図の総称、とされている。 |
学修成果の把握・可視化 | 「卒業認定・学位授与の方針」に定めた学修目標の達成状況を明らかにすること。関連する様々な情報から、その意味や内容を深く理解し、第三者から見ても理解できる形で表現する。なお、「教学マネジメント指針」※1では、把握・可視化にあたっては、全ての学修成果、教育成果を網羅的に把握できず、また、把握した情報が全て可視化できるわけでもないという限界が存在することや、把握・可視化を行うにあたっては、学生・大学に相応のコストを要することなどに留意する必要がある、とされている。 |
ラーニングコモンズ | 学生の主体的・能動的な学び・交流・発信の場として設置された施設やサービス。 立正大学では、グループや授業で図書館資料やパソコンを使いながら、テーブル・イスを自由に配置し、学修やプレゼンができるようになっている。※2023年4月時点 |
RA | Research Assistantの略。研究補助業務を行う大学院生。 |
PD | Postdoctoral Researcherの略。博士課程修了後の研究者。 |
URA | University Research Administratorの略。 研究資金の獲得や、成果の活用促進など、研究活動に関するマネジメントを担う人材。 |
研究インテグリティ | 文部科学省では、研究の国際化やオープン化に伴う新たなリスクに対して新たに確保が求められる、研究の健全性・公正性を意味する、とされている。※2 新しいリスクへの対応とともに、必要な国際協力および国際交流を進めるため、国際的に信頼性のある研究環境を構築することが不可欠となっている。 |
キャンパスファシリティマネジメント | 教育・研究の基盤となるキャンパスの土地や施設を経営資源として位置づけ、適正なコストで良好な環境を提供し、維持することを目的とした概念。 持続可能なキャンパスづくりを目指し、全施設資産およびそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画、管理、活用することとしている。 |