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4年間のボランティア活動で学んだこと

2020年度卒業 社会福祉学部子ども教育福祉学科4年 A.Y

どのようなボランティアをしましたか?

私は主に東日本大震災復興支援ボランティア、障がい児支援のボランティアを継続的に行い、海外ボランティアにも参加しました。

参加したきっかけは?

東日本大震災のボランティアツアーは震災当時、テレビを通じて見た津波の映像に衝撃を受け、その頃から現地に足を運んでみたいと思っていたためです。障がい児支援のボランティアと海外ボランティアは将来障がいを持っている子どもたちに携わりたいと思っていたので、障がい児支援について学びたいと思ったからです。

東日本大震災ボランティアツアーに参加して

大学の長期休暇に実施されているボランティアツアーに毎年参加しました。このツアーでは、東日本大震災の被害に遭われた福島県や宮城県を訪れ、現地の方から震災当時の貴重なお話をお聞きしたり、現地の様子を視察したりしました。実際に現地を訪れて、“行かなければわからないこと”がたくさんあったとともに、訪れるたびに少しずつ復興しているということを感じることができたため、継続的にボランティアツアーに参加しました。私たち一人ひとりにできることはとても小さいですが、行くたびに“来てくれてありがとう”と言って下さる福島や宮城の方々の言葉が本当に暖かく感じられました。

子ども達の反応が私のやりがい

私は将来障がいを持っている子どもたちに携わりたいと思っていたため、特別支援学校と放課後等デイサービスでのボランティア活動を継続的に行っていました。特別支援学校では、決められたクラスで授業補助を行いました。放課後等デイサービスでは、子どもの食事介助や排泄支援などの生活支援に携わったり、指導案をもとに主体となって活動を進める機会を頂いたりしました。活動を主体的に進めるためには、子どもたち全体を把握する必要があり大変でしたが、自分の促しによって子どもたちが様々な反応を見せてくれるということに大きなやりがいを感じられました。

海外ボランティアで新たな視点から考えたい

4年生の夏季休暇に、インドネシアのバリ島の特別支援学校、孤児院、日本語学校、幼稚園でボランティア活動を行いました。このボランティア活動に参加したきっかけは、将来障がいを持っている子どもに携わるうえで、海外の障がい児支援について学び、新たな視点から自分自身の目指す支援者について考えたいと思ったためです。特別支援学校では、教員から担当する子どもを伝えられ、算数の授業のサポートをしました。孤児院や幼稚園では、通園してくる子どもたちと一緒に鬼ごっこをしたり散歩をしたりして遊びました。そして、日本語学校では教材を用いて、子どもたちに対して日本の文化や日本語などの授業を行いました。このような様々な経験を通して、言葉の壁は大きかったけれど、子どもから発信される表情や仕草など一つ一つのサインを大切にし、彼らの気持ちを予測して気持ちが通じ合えた時は、本当に嬉しく感じられ大きな達成感を味わうことができました。

ボランティア経験は私の財産

3つのボランティア活動に参加して得られた経験は、私にとって社会人になるうえで大きな財産です。就職してから、これらの経験を生かせるように、精いっぱい努力し続けたいと思います。