私を成長させてくれたボランティア
社会福祉学部社会福祉学科4年 Y・S
ボランティア活動をした4年間
私は大学生活の4年間、ボランティアサークルに所属したり、大学のボランティアセンターから紹介してもらい、様々なボランティアに参加させて頂きました。参加させて頂いたボランティアを1つ1つ振り返ると、多くの事を学び、得る物がありました。
ボランティアから得たもの
ボランティアでは、まだ自分が知らなかった世界や問題に肌で触れることができました。
例えば、障害者の方の生活、それに伴う介護者不足の問題。まだまだ復興が進んでいない被災地とそこに住む人々の思い。
ボランティア先の方との楽しい思い出もたくさんありますが、思っていたより厳しい現実に胸が苦しくなったり、涙することもありました。ボランティアをしなければ私はこれらの世界や問題を知ることができなかったと思います。
参加したボランティア1つ1つでの様々な思い出や気持ちは、これからも忘れずに覚えておきたいと思っています。
コミュニケーションの学び
また、コミュニケーション方法を学ぶこともできました。
1年生の頃はボランティア先の方とどのような話をしたらいいのか分からず、話すことに苦手意識を持ってしまいました。しかし、このままではボランティアをしている意味がないと思い、先輩にどのようにコミュニケーションをとっているか教えてもらったり、真似てみたりしました。今では人と話すことをそれほど苦に感じず、自分から話しかけたり、話題を振ることが出来る様になりました。
また、ボランティアで関わらせて頂いた人の中に、脳性麻痺による障害を持つ方がいます。その方に「自分の言ったことが、聞き取れなかったりして分からないのに、分かったフリをされるのが、悔しくて悲しいことなんだよ」と教えてもらいました。この言葉は私が人と関わる上での根底になりました。どんな人でもきちんと寄り添って関わっていくこともコミュニケーションにおいて大切だと学びました。
ボランティアで蓄えた専門知識
更に、私はボランティアで障害を持つ方の生活をお手伝いさせて頂くことがありました。生活のお手伝いをすることで徐々に介助方法の知識が増えていきました。更に勉強したいと思い、介護系の資格を取得しました。
被災地のボランティアに参加した時は、防災に関する知識が増えていきました。知識やスキル、それを獲得するために努力することもボランティアで学びました。
4年間のボランティアで私は多くの物を学び、得ることが出来ました。4月から社会人となりますが、4年間の学びを生かしていきたいと思っています。