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輝く人(第02回:文学部社会学科4年 大石怜奈さん)

2021/05/01

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合言葉は「生きづらさ」 悩みを抱える学生の居場所を創設

 LGBTs、発達障害の当事者であることを表明している大石さんは、入学当時の経験から、悩みを抱える学生との交流の場を提供する『文化学術愛好同好会LINK』を設立。会長として運営した功績が認められ、2020年11月にモラりす特別賞を受賞しました。「モラりす賞」は、学術、文化、スポーツ、その他の分野において、建学の精神である『「モラリスト×エキスパート」を育む。』を体現した人に授与されます。

入学時の経験とLINK設立のキッカケ
 大石さんは大学入学後、周囲の雰囲気に馴染めなかった経験から、2年時に『文化学術愛好同好会LINK』を設立しました。当時について大石さんは、「もともと他人の視線や電車などが苦手で、あまり外出が出来ませんでした。体力が持たず入院することも多かったので、結果的に一期を休学し、二期に復学したのですが、既に構築された周囲の人間関係を目の当たりにして、なおさら大学に馴染めなくなってしまいました。その時、卒業するまで居場所がないなら作ればいいと考え、LINKを設立しました。」と語ってくれました。

自分だけでなく、他の人の居場所にもなる空間を
 自身のさまざまな経験を踏まえ、自分の居場所にもなり、他の人の居場所にもなるコミュニティを作ればいいのでは、と考えた大石さん。生きづらさの内容を特定せず、それを抱えている人たちが集まれるコミュニティを作り、現在はメンバーが25人ほどいます。中には大石さんのような発達障害やLGBTsならではの生きづらさを抱えている人だけではなく、生きづらさを感じている人、あるいは、生きづらさということに関心があるという人も所属しています。
 活動について大石さんは、「サークルでは、生きづらさをテーマに議論したり、生きづらさを題材にした映画の鑑賞をしています。LINKにはいろいろなニーズが混在しているので、それぞれにとって居心地が良い場所であるよう心がけています。」と話します。

願いは卒業後も変わらない居場所
 昨年末に会長職を後輩に引継いだ大石さん。今後について、「自分が卒業したらどうなってしまうのだろう。設立した自分自身が活動の中心になっていたので、共感の矛先が自分にだけ向いている。それは望ましくないです。」と心配を口にします。それでも、「後輩たちで活動を頑張ってもらって、自分がいなくなってもLINKが変わらず多くの人の居場所であってほしいですね。」と期待も口にしました。

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