27 日朗渡海

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版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 文永11年(1274)2月14日、執権の北条時宗は日蓮聖人の赦免を決め、弟子の日朗によって佐渡までもたらされることとなりました。日朗は佐渡までの危険をものともせず、そびえ立つ山々を越え、果てしない海をわたって、3月8日の夜半に日蓮聖人の草庵に到着したのでした。この場面は、日朗が赦免状を携えて雪深い山道を日蓮聖人のもとに足を急がす様子が描かれています。