1 東條小松原

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【 解 説 】 文永元年(1264)、病の母親を見舞うために故郷の安房国に帰った日蓮聖人は、地元の信者工藤吉隆に招かれ、屋敷に赴くことになりました。しかし、日蓮聖人の命を長年にわって奪おうとしていた地頭の東条景信によって、東条の郷松原大路で襲撃を受けてしまいます。馬に乗って襲う景信に日蓮聖人が数珠を持つ手で防戦する様子や、弟子の日暁(鏡忍房)が討たれて倒れる様子などが画かれています。