景気指標開発プロジェクト

プロジェクト期間

2021.04 ~ 2024.03

プロジェクトリーダー

北村 行伸

プロジェクトの概要

従来の景気指標の多くは、既存の政府統計を用いる方法や企業や家計等を対象として直接調査を実施する方法によって景気判断を行うものであった。これに対して本研究では、web上に存在するデータなど様々なビッグデータを利用し、機械学習等の手法を用いて速報性に優れた新たな景気指標を開発するものである。

プロジェクトで何を明らかにするのか(研究手法・分析手法など)

 立正大学独自の景気指標の構築 立正大学のマクロ経済学者、統計学者、データサイエンティストの中からで景気循環問題に関して関心のある研究者が参集し、立正大学景気指標の名の下に、新しい景気指標を提案しようとするものである。立正大学景気指標は、景気の先行指標となる情報から集約し、政府の月例経済報告に先行して景気に対する見通しを発表しようとするものである。景気判断に関わるエコノミスト、景気ウオッチャー、官庁エコノミスト、経済メディア等への情報提供を行い、立正大学のブランドイメージを高めることに貢献するものである。そこで用いる情報は、市場から得られる先行性の高い経済指標に加えて、立正大学在学生、卒業生に定期的な景気ウオッチャー調査を行い、そこから得られた情報を使うことをもって、立正大学景気指標の名前の所以とするものである。

プロジェクトの成果は何に応用できるのか

正大学景気指標が定期的に発表され、情報提供することで、立正大学発の経済見通しを社会に対して発信することができる。石橋湛山先生以来の立正大学からの経済見通しの公表は、その先見性に大きな価値があり、市場参加者が利用価値の高い情報だと判断されれば、経済社会に対して、大きなインパクトをもつことになるだろう。また在学生、卒業生から情報を定期的に収集する方法としてSNSなどのネットワークが構築され、学生・卒業生と立正大学が緊密な情報交換が出来るようになれば、卒業生も大学の活動に関心を持つようになり、また、卒業生からの景気情報に関するフィードバックが立正大学景気指標として公刊されていくことで、母校愛や母校に対する支援も増加していくことが期待できるだろう。

これまでの成果

プロジェクトメンバー

浅子 和美 特別招聘研究員
宮川 幸三 研究員
吉川  洋 特別招聘研究員
家富  洋 研究員
小野﨑 保 研究員
相馬  亘 研究員
高部  勲 研究員
西崎 文平 研究員
白川 清美 研究員
浦澤 聡士 共同研究員
齊木 吉隆 共同研究員
新谷 元嗣 共同研究員
福田 慎一 共同研究員
武藤  誠 共同研究員
渡部 敏明 共同研究員