25 女人日妙

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版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 日妙とは日蓮聖人に対して深い帰依をかたむけていた、女性の信者でした。夫と離別した後に幼い乙御前とともに鎌倉に住み、龍口法難の際に加えられた教団への弾圧にも屈することなく、日蓮聖人の教えに従って信仰生活を営み続けるのでした。この場面は、佐渡に流された日蓮聖人に会うため、配流の地へ向かう様子が描かれています。日蓮聖人は日妙の志を讃えて「日本第一の法華経の行者の女人なり」と筆を遺しています。