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令和2年度学生状況調査結果報告~コロナ禍における立正大生の学修・学生生活について~

2021/04/02

 新型コロナウィルス感染症の影響を受け、立正大学では2020年度は多くの授業をオンラインで実施することとなり、昨年度までのようなキャンパスでの対面授業や課外活動が十分にできない状況が発生しました。
 大学としては、オンラインでの授業実施をはじめ、Zoomを利用したオンラインキャリアカウンセリングや宅配による貸出サービス図書の郵送貸し出しなど、様々な学生サービスを維持すべく取り組んで参りました。また、事前予約制での図書館利用や、一部対面授業の再開など、感染症対策に配慮しつつ、対面での学生生活・学修の再開に向けた対応も行ってきました。
 そこで、コロナ禍が大学・学生生活に与えた影響を把握することを目的として、全学生を対象に2020年12月23日~2021年1月13日にかけて、オンライン授業に関するアンケート調査を実施しました。以下では、回答者3,547人(回答率35.3%)のうち、学部生3,480人(1年生:1,267人、2年生:968人、3年生:787人、4年生:458人)についての調査結果の概要を示すとともに、課題の改善に向けた本学の取り組みについて述べさせていただきます。

調査結果の概要

<コロナ禍での学生生活について>

 学生生活に関しては、1年生を中心に友人づくりやコミュニケーションに関する不安・不満が多くみられました。
 コロナ禍における困りごと(※図1)についての設問では、回答した1年生のうち81%が「新しい友人ができない」と回答しました。オンライン中心の授業となり、友人関係を構築する重要な機会が失われてしまったことが大きな原因と思われます。
 また、2年生以上においては「同じ学部や学科の友人に会えない」など友人関係についての項目で不満が高かった他、3年生以上では大学施設の利用に一部制限があることへの不満が高くなりました。これらの学年では、就職活動に伴うキャリアサポートセンターの利用や、卒業論文や専門性の高い授業課題に取り組むための図書館の利用についての需要が高く、それらが気軽に利用できなかったことが原因と思われます。


<オンライン授業について>

 次に、オンライン授業の良い点についての設問では、8割以上の学生が感染症へのリスクや通学時間が減ったことをメリットと感じていました。また、半数程度の学生がオンライン授業は「出席がしやすい」と感じた一方で、逆に「出席がしづらい」と感じた学生も1割程度おり、大学として原因の特定や追加的な支援を検討しています。
 学修面では、実際に履修した個別の科目を評価対象とした授業改善アンケートでは理解度・満足度ともに対面授業であった昨年度比でも評価は上昇傾向であったのに対し、オンライン授業全体として見たときには授業への理解度・満足度が下がったと感じている学生が半数程度いることが分かりました。
 また、次年度の授業形態(対面/オンライン)についての希望を問う設問では、「オンライン中心希望」が最も多く、「すべてオンライン希望」も併せると4割強の学生がオンライン授業を希望する結果となりました。ただし、「すべて対面」「対面中心」を希望する層も3割前後あり、学生の間でも対面授業の再開についての意向が割れている状況にあることがわかりました。



<自由記述回答の分析結果について>

 本調査では、選択式の設問の他、3問の自由記述式の設問を設けました。これらの記述回答については、共起ネットワーク図の作成および代表的な学生意見の要約を行いました。
 学修面については、「課題が多く時間がない」ことを訴える声が一定数見られました。学生にとってはオンライン授業となったことで昨年度までの履修スタイルや高校時代までの学修経験とのギャップが大きく、特に負担を感じたものと推測されます。
 就職活動については、「相談ができない」「周りの様子がわからない」といった不安の記載が目立ちました。選択式回答でも、就職活動に関する不安は各学年とも高く出ており、コロナ禍の影響が大きい事項であると考えられます。 
 その他、コミュニケーション不足や友人関係への不満から対面授業や通学を希望する声がある一方、本人や家族への感染を懸念して全面オンライン授業を希望する声もあり、対面/オンライン意向によって記述回答の傾向も分かれました。

代表的な学生意見の要約

  1. オンライン授業対面授業と比べて課題が多く、時間が足りない。毎日パソコンを見ている生活で目も疲れており、心身とも辛い。
  2. 友だちと出会う機会が少ないので、課題就職活動などの不安があるのに、それを友だち相談することができない。
  3. 自分外出してコロナに感染すると家族に迷惑をかけてしまうので、に居続ける生活が続いておりストレスを感じている。
  4. コロナの影響でアルバイトがほとんどできず、収入が減ってしまった。家族経済状況も苦しい中、大学の施設利用していないのに学費を全学払わなければいけないのは疑問に思う。

調査結果を受けて

 今回の調査では、コロナ禍における学修面・生活面の様々な課題が明らかにされました。学生の皆さまの声を大学として真摯に受け止め、2021年度には、以下の通り、学生の不安・不便を解消のための取り組みを行っていきます。
 学修面では、新型コロナウィルス感染防止策を十分に講じつつ、ゼミ・演習・実験・実習等の小規模クラスを中心に、可能な限り対面授業を実施いたします。ただし、受講生が多く密集化により教室配当が困難な大人数授業については、感染防止の観点からオンデマンドを中心としたオンライン授業を活用することとし、キャンパス内でもオンライン授業を受講できるような体制を整備します。またオンライン授業の内容については、コロナ時代における学修の在り方についてのFD活動(授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組み)を推進し、教育の質向上を図っていきます。
加えて、重症化リスクが高いなどやむを得ない事情によりキャンパスへの通学が困難である学生のために、オンデマンド型を中心として在宅でも授業を受けられる体制を作ります。個々の授業科目に関する詳細な情報や特別な配慮が必要な方への案内等はポータルサイトを通じてお知らせします。
 学生生活やコミュニケーション面については、部活動・サークル活動を感染症対策に配慮しつつ順次再開するとともに、特に新入生および新2年生を対象に、各キャンパスでのサークル紹介イベントを実施します。また、その他にも、学生自らが気軽に交流イベントを企画・運営できる立正大学オリジナルのコミュニケーション・サイトを整備することで、コミュニケーションの機会をオンライン上でも確保できるように対応していきます。
 学生の皆さま、新入生の皆さま、そして関係者の皆さまには、本学の方針につきまして引き続きのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

<調査内容に関するお問い合わせ先について>
立正大学 学長室 総合経営企画課
メール:
電 話:03-3492-6872
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