第2期授業における対面授業の一部実施について
2020/09/07
本ホームページにおいて、8月7日付「令和2年度 第2期授業について」で掲載いたしましたとおり、10月1日(木)開始の第2期授業において、原則オンライン授業を継続いたします。
小・中・高等学校が集団授業を再開する中で、大学における対面授業が全面的に再開されないことに対する様々なご意見があることは承知しています。しかしながら、大学では学生数はもとより授業規模が格段に大きく、受講者数が数百人に及ぶ授業が多数開設されています。そのため、ソーシャルディスタンスを確保しながら対面で実施可能な授業および教室数には限りがあること、また学内外での個人の活動が広範にわたるため感染拡大リスクが高いこと等、大学は小・中・高等学校とは異なる様々な問題を抱えています。学生の皆さんのお気持ちは重く受け止めていますが、こうした問題と今後の感染状況の見通しを総合的に判断し、原則オンライン授業を継続するという決断に至りました。
一方、感染防止対策を徹底した上での対面授業の実施についても、学内で慎重に検討を重ねてまいりました。その結果、学部・研究科の実験、実習、演習等の一部科目、および、必修科目の一部で、限られた機会ではありますが感染防止対策を講じた上で対面授業を実施することに決定いたしました。対面授業実施にあたっては、実験、実習、演習といった授業の特性を考慮すると同時に、入学時より1度も入構していない1年生が本来の大学生活を少しでもイメージできるよう、また不可欠な研究の実施および必要な指導を受けられず不安を抱いている卒業・修了年次生が直接指導を受けられるよう配慮いたしました。
集団感染への危機管理対策として、10月1日より、学内外の感染状況を注視しながら、段階的な対面授業に伴う入構学生数の規模拡大を計画しております。対面授業対象科目の詳細については、9月7日付でポータルサイトに掲出しますので、学生の皆さんは必ず確認してください。
なお、対面授業実施において、遠距離通学や諸事情により受講が困難あるいは通学自体に不安を持ち、対面授業を希望しない場合には、学生の皆さんに不利益にならないよう配慮しながら、授業を進めてまいります。
未だ収束の兆しの見えない新型コロナウイルス感染拡大について、学内でも感染者が発生する等、感染は身近なものであるとの認識のもと、感染防止対策を講じたうえで、対面授業の実施に取り組みます。学生の皆さんも、マスクの着用や手洗い、うがい等の感染症対策に努め、「感染しない」「感染させない」ためにできることは何かを自ら考え、行動するよう心がけてください。
本学では学生およびご家族の皆さん、教職員の生命と健康を守ることを最優先に、今後も大学としての社会的責任を果たせるよう取り組んでまいります。
引き続き皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。