新入生の皆さんへ-学長 吉川洋

2020/04/04

 

立正大学 学長 吉川 洋

 新入生の皆さん御入学おめでとうございます。御両親様はじめ御家族の皆様方にも心からお慶び申し上げます。

 本来4月4日・5日に予定されていた学部と大学院の入学式は開くことができませんでした。一生に一度の晴れの日を楽しみされていた新入生、御家族の皆様には心からお詫び申し上げます。残念な気持ちは準備を進めてきた私たち大学教職員も同じですが、目下の緊急事態への御理解を賜りますよう改めてお願い申し上げます。

 新入生の皆さんに直接語りかけることは適いませんでしたが、この機会に一言お祝いの言葉を贈りたいと思います。

 学部の新入生の皆さんは本日から大学生になります。小学校から高等学校まで学校に通い、今や大学生となったわけですが、大学での生活や勉強はこれまでとは随分違うものになります。日々の生活の上では、これまで経験したことのない自由を手にします。この過剰とも言える自由、一生の中で最も大きい自由に流されることなく、何よりも自分に合ったペースを守ることが大切です。大学4年間を心身ともに健康に過ごしてください、
 勉学の上では、小学校から高等学校までいつも正解の用意された問題を解くことに勤しんできたのに対して、大学では正解が必ずしもない問題に挑戦することになります。もちろん一つの正解がないと言っても、何もかもが「正解」になるわけではありません。正しい答えを出すためには専門的な知識を持つことが不可欠であり、だからこそ皆さんは4年間それぞれの所属する学部で専門的知識を学ぶわけです。こうして皆さんはエキスパートに成長していきます。

 大学院の新入生の皆さんは、大学4年間での学びを基礎としてさらにそれぞれの分野で専門的な研究を続け、文字通りのエキスパートになります。

 立正大学では、教育理念として「『モラリスト×エキスパート』を育む。」を標榜しています。それは皆さんが豊かな人生を送るためには、単なるエキスパートとしてだけではなく、モラリストでもある必要があると考えられているからです。モラリストという言葉は少々分かりづらいかもしれませんが、どのような場合も、どのような問題に対しても、自らの良心に問いかけ、自分自身の道を歩む勇気を持つ人間といったことだと理解してください。

 世の中の変化が激しく、様々な問題に世界が直面する21世紀、皆さんの人生においてこれからの学生生活はかけがえのない経験となることでしょう。そうなるよう立正大学の教職員は、日夜努力しています。皆さんもこの貴重な学生生活をいかすよう努めてください。

令和2年4月4日

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