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TOPIC(第05回:大学職員の平井美喜さんが2020東京パラリンピック6位入賞)

2021/12/21

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立正大学職員 平井美喜さん
2020東京パラリンピックの車いすバスケットボール代表として6位入賞に貢献

 

 20218月に行われた2020東京パラリンピックにおいて、本学職員の平井美喜さん(九州ドルフィン・ライジングゼファーフクオカWheelchair所属)が女子車いすバスケットボールの日本代表として出場し、6位入賞に貢献しました。大会を終えての所感を伺うと、「開催に関して様々な不安があった中で、無事に大会を終えられた事はほっとしています。目標メダルには届かなかったが、2大会ぶりに出場して、2勝出来たので、今後にもつながる結果だったと思います。」とのこと。

吹奏楽部から車いすバスケットボールへ突然の転身

 そんな平井さんですが、2歳のときの病気によって両下肢麻痺となり、車椅子での生活となりました。その後、小学校から高校を卒業するまで、吹奏楽に打ち込んでいましたが、知人の紹介で車椅子バスケットボールの試合を観戦すると、その迫力に魅了され、卒業後に車いすバスケットボールを始めました。当時について平井さんは、「高校を卒業してからバスケットを始めたので、バスケの技術向上はもちろんですが、バスケ脳を鍛えるために勉強にも力を入れる必要がありました。最初に両親に伝えたときは、怪我を心配されましたが、最終的にはやらせてもらえました。止めても聞かないと思われていたのだと思います。」と話します。

長い現役生活を支える日々の努力と精神的な強さ
 運動経験があまりない中での大きな挑戦のように思われますが、2007年の国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会で初めて日本代表入りし、翌2008年北京パラリンピックで4位入賞、そして今回の代表選出と、現役選手として非常に長いキャリアを積んでいます。それについては、「身体的な変化もあり、若手選手と比較すると体力的な差を感じることもありましたが、気持ちは強く持ちながらも違った意味で一歩引いた目線で、チームのために自分に出来ることは何かを考える日々でした。今回の大会では全ての試合に出続けるという立場ではなかった中で、限られた出場機会でどのようなことができるか、あるいはベンチからどんな事が出来るかを常に考えていました。」と話し、続けて、「仕事も練習も手を抜きたくなかったのですが、以前は福祉関係の仕事をしながら、バスケットの練習をするのが時間的な部分で制約があり大変でした。しかし、本学に入職してからは、練習やトレーニングに割く時間を増やせましたし、食事面でも栄養を意識するようになりました。結果的にそれまでは当たり負けするような場面でも、相手に対抗できるようになりましたし、代表復帰に繋がったと思います。このような機会を立正大学から頂けたことは本当に感謝しています。」とのこと。選手としての実力もさることながら、代表復帰までの厳しい道のりを感じさせず、周囲への気配りを大切にする精神的な強さこそ、日本代表を支えた平井さんの強さではないかと感じます。



 最後に応援する方々や読者に向けて、「みなさんの周りにも、チャンスは様々なところにあるので、いろいろことに勇気を持ってチャレンジしていただいて、自分の目標に向かって頑張ってほしいです。また、今回の大会を通じて、障がい者スポーツについても多くの人に知っていただく機会になったと思いますので、少しでも興味を持ってもらえればうれしいです。応援ありがとうございました。」と締めくくりました。

 

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