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立正人(第03回:浦田 充さん)
2020/11/15
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車いすの桶川市議会議員
誰もが笑顔で過ごせる社会を目指して
本学法学部を卒業後、2016年に障がい者向けの旅行会社「株式会社おさるトラベル」を設立した浦田さん。会社の経営をしながら、2019年には桶川市議会議員として当選を果たすなど、社会で幅広く活躍しています。
難病を抱えながらの学生生活
浦田さんは、小学生の時に筋肉が衰えていく難病の「筋ジストロフィー」を発症し、転校を余儀なくされ、親しかった友人とも疎遠になってしまいました。高校は一般の公立高校に進学し、本学に入学後も他の学生と変わらず授業を受けていましたが、自分自身で壁を作ってしまい高校内でコミュニケーションをとることは少なかったそうです。
当時について浦田さんは、「高校までは、家族以外とのコミュニケーションをとることができなかったので、反省を生かして大学では自分自身を変えようと考えていました。勉学に励むことはもちろんの事、他の学生と多く接する事を心がけた結果、他のゼミ生の支えもあり、障がい者であるということを気にせず接することができたと思っています。そこで、積極的に行動する大切さを学びましたし、卒業後に、より住みやすい社会を作るために市議を目指そうと考えるきっかけにもなりました。」と話しました。その言葉通り、卒業時には法学部の学長賞を受賞し、現在も市議として活躍しています。
桶川市議会議員として目指す社会
しかし、前例のない車いすの市議会議員として活動は、これまで多くの困難もあったようです。
「自分自身で介護費用を支払う必要があるので、金銭的な負担が非常に大きいですね。また、車いすだと活動範囲が限られて自宅での活動が中心になるので、他の議員とコミュニケーションをとったり、支援者のもとへ訪問したりする機会が少なくなるので、改善が必要だと考えています。」と話す浦田さん。今後は、本学で学んだ積極的を生かし、より多くの議員に浦田さん自身の事や、バリアフリーの重要性などを広く理解してもらうために議会で色々なアクションを起こすことが期待されます。浦田さんに今後の目標を伺うと、「4年間の任期の中で、まずは多くの人が利用する桶川駅周辺のバリアフリー化を少しでも進めたいです。」との事でした。
卒業後に旅行会社を設立
市議会議員としての活躍が注目される浦田さんですが、卒業から現在まで社会人として働きつつ、2016年に障がい者向けの旅行会社を設立し、現在は代表取締役社長として経営に携わっています。
「卒業から現在まで、ホームページなどの更新作業を行う会社で契約社員として働いていますが、こちらの経営者も障がいを持っています。その方の影響もあり、自分にも社会に還元できることがあるのではと思い、起業を考えるようになりました。」と話す浦田さんは、障がい者向けの旅行代理店『株式会社おさるトラベル』を設立。自身の経験や、独自の視点を生かし、利用者が快適に旅行できるよう手厚くサポートする事を心掛けているそうです。
挑戦することの大切さ
会社員、経営者、市議会議員と3つの顔を持ち、多方面で社会に貢献し続ける浦田さん。最後に在学生へ向けて、「どんな事でも、やってみたい事や興味がある事には挑戦をしてみることが大切だと思います。私も在学中に司法書士に興味を持って、試験を受けましたが不合格に終わった経験があります。その後は学長賞を受賞してうれしい気持ちもありましたが、結果的に勉強だけでいいのかなと考えるきっかけにもなりました。このように結果として中途半端に終わってしまう場合もありますが、挑戦したことで自分自身の経験値にもなりますし、価値観を変えることもできると思います。」と笑顔で語った浦田さん。今後の活躍に期待です。
浦田 充 さん
職業 桶川市議会議員/株式会社おさるトラベル 代表取締役社長
2015年 法学部法学科 卒業
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