18 龍口法難

画像
版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 鎌倉を引き回された後、日付が変わった9月13日の午前1時ごろ、日蓮聖人は龍口の刑場で敷物に座らされて、とうとうその頸が刎ねられようとしていました。するとその瞬間、江ノ島の南東から満月のように大きな光る物体が北西へと飛び、日蓮聖人の上に現れたのでした。そして頸を刎ねようとして太刀を大きく振りかざした武士を直撃し、太刀は三つに折れてしまい、その手足は動かなくなってしまったのでした。