21 波頭題目

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版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 越後国寺泊から舟に乗せられ、流罪地の佐渡へと向かう途中、日蓮聖人を待ち受けていたのは、暴風が起こり波が荒れ狂う日本海でした。舟がいまにも沈みそうになった時、日蓮聖人が法華経を誦したところ、波頭に「南無妙法蓮華経」と題目が現れて、波も静まり無事佐渡の松ヶ崎に到着することができたのです。この場面は大荒れの海に臨む日蓮聖人の姿が描かれています。