30 登高思親

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版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 日蓮聖人は信徒の南部氏の招きに応じて、身延山へ入山しました。その後、在山中の9年間、折に触れて生まれ故郷のことを思い出しては、西山に建てられた草庵から五十丁の山道を登り、身延山の山頂へと足を運ばれました。この場面は、日蓮聖人が遥か故郷の両親や師の道善房を追慕するために登った山頂からの景色が描かれています。