立正大学 保護者のための就活読本
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50504広報活動の「3年生の3月解禁」は変わらないものの、実際は3年生の夏インターンシップ以降から事実上の選考を始める企業も増えてきています。2025年卒でも、新ルールを睨んで選考を早めるケースは少なくありませんでした。就職活動のスケジュールやルールは数年前から以下のようになっています。● 企業による学生への説明会などの開始は3月1日以降● 採用面接の開始は6月1日以降● 正式な内定日は10月1日以降■ 面接・内定出しの開始時期12月以前〜1月が増加し、前倒し傾向4月下旬が最多だが、2月以前も増加し、前倒し傾向のと思われます。また、人気企業のインターンシップは競争率が高くなり、参加できないケースもありますので、特徴を捉え、目的や希望を考えお子さまがとってベストなものを選ぶようアドバイスしてあげてください。ますます重要度が高くなるインターンシップ、保護者の皆さまもお子さまと一緒に情報を集めることをおすすめします。しかし、実際は前倒し傾向にあります。例えば面接は、期間を数回に分けて行うケースも。ある大手企業では、政府のルールに従った6月に面接を行う一方で、学生の春休み期間となる3月中旬から面接行っていました。エントリー受付は3月中旬から開始した上で、同時期にオンラインでの会社説明会も行われる企業もあります。内々定出しも前倒しの傾向にあります。(%)2017.4159.512.18.810.6105.85.54.85.42.92.512月以前1月2月上旬中旬下旬3年次(%)151010.07.75.63.93.82.83.82.43.03.612月以前1月2月上旬中旬下旬10.310.49.99.49.99.79.77.97.24.13.34.03月上旬中旬下旬4月上旬中旬下旬5月上旬中旬7.87.68.48.610.210.65.84.76.36.78.15.53月上旬中旬下旬4月上旬中旬下旬5月上旬中旬0.82.11.90.70.62.21.90.50.60.60.2下旬中旬下旬6月上旬8.85.85.66.55.84.75.53.21.61.51.61.1下旬6月上旬中旬下旬4.22.67月以降6.54.67月以降キャリア形成支援に係る取り組みの4類型面接の開始内定の開始類型オープン・カンパニー学生側の目的対象代表的ケース就業体験日数実施時期採用活動への活用タイプ1企業・業界・仕事を具体的に知る年次不問企業・就職情報会社や大学キャリアセンターが主催するイベント・説明会なし超短期(単日)全期間不可「インターンシップ」とは称さないキャリア教育タイプ2自らのキャリア(職業観・就業観)を考える年次不問大学等主催の授業・産学協働プログラム、企業がCSRとして実施するプログラム任意何日でも可全期間不可※2024年卒は、2023年7月調査出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ「2025年卒 新卒採用に関する企業調査 採用方針調査」 汎用的能力・専門活用型インターンシップタイプ3その仕事に就く能力が自らに備わっているか見極める学部3・4年、修士1・2年企業単独、大学等が企業あるいは地域コンソーシアムと連携して実施する、適性・汎用的能力ないしは専門性を重視したプログラム必須(実施期間の半分を超える日数を職場での就業体験)汎用的能力活用型:5日間以上専門活用型:2週間以上長期休暇期間(大学正課および博士課程は、長期休暇に限定されない)採用活動開始以降に限り可「インターンシップ」と称して実施高度専門型インターンシップ4年次タイプ4(試行)自らの専門性を実践で活かし向上させる修士課程、博士課程高度な専門性を重視、ジョブ型研究インターンシップ(検討、試行中)必須ジョブ型研究:長期(2カ月以上)修士:検討中博士:全期間採用活動開始以降に限り可出典:就職みらい研究所 就職白書2024より作成■2024年卒(実績) ■2025年卒(予定)「採用直結型」が公認に。重要度を増すインターンシップインターンシップ(就業体験)は、就職活動において学生・企業等の両者にとってさまざまなメリットがあると言われ、2024年卒では学生の参加率は70%以上、企業の実施率も70%を超えています。また2025年卒からは就活ルールの改定により、企業はインターンシップに参加した学生の情報を採用活動に利用できるようになりました。今後、学生・企業とも5日間以上の就業体験を伴うインターンシップの活用が進み、内定および採用に果たす役割は大きくなるもますます加速する、採用スケジュールの早期化

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