カリキュラムの特徴

社会学科は、私たちの「日常性」に目を向け、そこに潜むさまざまな問題を、多面的に解明していくための学問分野です。本質的には、すべての人が、よりよく生きることのできる社会は、どのように実現できるのかを問い続けています。この問いかけのベースになるのが、社会学的思考です。社会学的思考では常識や当たり前とされることについてそのまま受け入れるのではなく、一度立ち止まり、疑義を持つことが重要となります。比較的新しい分野である社会学は、私たちの自由な発想をいかす場を存分に提供できると考えています。

1年次

社会学という科学のものの見方、考え方

私たちの「当たり前」な「日常」はいったいどのように成り立っているのでしょうか。あるいは企業や政府の引き起こす問題、多発する少年犯罪や家庭内暴力、テレビや新聞といった報道のあり方に対する問題はなぜ起こるのでしょう。これらの現象やメカニズムを考えるため、日常生活でなんとなく使われる言葉に対し意味付け、定義づけをすることを通して区別する社会学的思考の素地を1年次で作っていきます。

2年次

身近な問題を社会学的に考える姿勢の育成

学科での学びの中心は2年次からはじまる「演習(ゼミナール)」「実習」です。社会学を基礎から学び、社会学的に考える姿勢を育成し、日々の生活や社会についての「なぜ」という疑問や批判、さまざまな問題に対して社会学的思考を持ち続けるための枠組みを構築していきます。また、身近な社会との接点づくり、そしてそこで行われていることの社会的背景や歴史的経緯などを学びつつ、実際に関係を構築して、そのために必要な会話能力の養成も進めていきます。

3年次

自分の理解したことを正確に他者へと伝える技術

同様の問題への関心や問題解決の方法論を共有する人が自由に参加する「専門演習」「調査実習」が学修の中心となります。理論研究の場である演習は、教員と学生がともに考え、語らいながら参加者の関心領域に対する専門性と感性を養います。また、実証研究の場である実習では、一連の社会調査の流れを通して感想や印象とは異なる科学的な方法で論証していくことを体験的に学んでいきます。

4年次

時代診断のツールの獲得

専門演習や実習、またそのほかの専門科目を通して獲得した社会学的思考をもとに、各自にある問題意識から自分の考え、分析結果を理解してもらうことを学びます。「応用演習」では、ほかの演習参加者からの指摘や批判を得ながら、大学での学びの集大成である卒業論文の作成に取り組んでいきます。これらの取り組みは、現代社会で日々行われている活動そのものであり、社会学を学ぶということは、いまの時代を生きていくための分析や診断のツールを、卒業後もさまざまな場面で役立てることが期待されます。

  1年 2年 3年 4年
必修科目 社会学の成立と展開
社会構造へのアプローチ
社会調査概説
  社会学専門演習1
社会学専門演習2
卒業論文
社会学応用演習1
社会学応用演習2
選択必修科目 社会学教養演習 社会学基礎演習1
社会学基礎演習2
社会調査実習1
社会調査実習2
 
社会学情報処理実習
統計学
基礎調査実習
調査データ処理
社会統計
 
社会学理論演習1 社会学理論演習2 社会学理論演習3
コミュニティ・サービスラーニング
選択科目 情報社会論
社会心理学
理論社会学
政治社会学
ジャーナリズム論1
環境社会学1
犯罪社会学1
数理社会学
   
  集合行動論
宗教社会学1
宗教社会学2
都市社会学
相互作用の社会学
環境社会学2
現代都市論
社会変動論
情報数学
保健・医療の社会学
家族社会学
現代家族論
社会学特講1
社会学特講2
社会学特講3
社会学特講4
産業・労働の社会学
犯罪社会学2
比較文化特講1
比較文化特講2
ジェンダーの社会学
メディア・コミュニケーション論
地域社会特講1
地域社会特講2
文化人類学
ジャーナリズム論2
情報社会特講1
情報社会特講2
アジア社会論
質的調査法
共通専門科目 主に文学部の指定科目の中から選択

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