立正大学 保護者のための就活読本2023
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チャレンジ4チャレンジチャレンジネットワークインターンシップ(就業体験)は、就職活動において学生・企業等の両者にとってさまざまなメリットがあると言われ、ここ数年多くの企業が実施してきました。2023年卒は7割弱(68.9%)の企業が実施、採用に結びつく例も少なくありませんでした。それが、2025年卒からは就活ルールの改定により、企業はインターンシップに参加した学生の情報を採用活動に利用できるようになります。期間は5日間以上(半分以上が職場などでの就業体験)ですので、それに伴いこれまで主流だった1DAYから、5日間以上のインターンシップに切り替える企業も出てくると考えられます。採用活動の「3不安定な経済状況・社会状況の中では知名度の高い大手企業に人気が集まりがちになります。しかし、コロナ以降は業界や企業の勢力図は大きく変わり、これまでの常識では企業の力を推し量ることは難しくなってきており、狭い視野で世間の価値観に縛られた就職活動は危険です。内定はゴールではありません。これから長い間働くことを考え、徹底した企業研究を行い、「隠れた優良企業」を発見することが成功への鍵となるはずです。ただし、隠れた優良企業なら簡単に採用されるかとめまぐるしく変わる就職状況の中で戸惑うお子さまには、保護者の理解と支援が必要です。もちろん、過度な干渉をする必要はありませんが、お子さまが社会人として自立できるよう協力してあげてください。現在のストレスの多い就職活動では、精神的な支援、最も身近な社会人の先輩としてのアドバイスがお子さまから求められています。自らの人生を振り返り、「なぜ働くのか」、「仕事とは何か」を伝えてください。お子さま自身が気づいていない長所も、成長を見守ってきた保護者の方ならアドバイスできるはずです。年生の3月解禁」は変わらないものの、実際は3年生の夏インターンシップ以降から事実上の選考を始める企業も増えてくるかもしれません。2025年卒でも、新ルールを睨んで選考を早める可能性は十分に考えられます。また、人気企業のインターンシップは競争率が高くなり、参加できないケースも増えてくるはずです。2025年卒の学生も新ルール改正をしっかりと理解し、大学発信の情報を捉え準備していくことが大切です。ますます重要度が高くなるインターンシップ、保護者の皆さまもお子さまと一緒に情報を集めることをおすすめします。言えばそんなことはありません。有名企業と分母の違いはあるものの、「優れた人材を少数精鋭で育てたい」という気持ちはどこも同じです。さまざまな角度から人物を見極めようと、多様な試験や面接を実施しています。そのような状況の中、個々の力を磨きつつ、企業を見極めるのは学生にとって大きな負担となるはずです。保護者の皆さまの就職活動・社会状況への理解とお子さまが安心して就職活動できる環境づくりなどの協力が不可欠となります。学生キャリアサポートセンター企 業・具体的な支援・情報の提供企 業企 業・精神的な支援・社会人としてのアドバイス家 庭ついに「採用直結型」が公認に。重要度を増すインターンシップ「隠れた優良企業」の発見も成功の鍵保護者の方ならではのサポートが求められる

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