立正大学 保護者のための就活読本2023
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就職活動はお子さま自身が行うもの。細かいノウハウについてはお子さまが情報を得ればそれで十分でしょう。むしろ保護者を頼らず、自分で情報を得るようにアドバイスしてください。保護者の皆さまは、お子さまが迷い、悩んでいることをいち早く察知してしできることなら有名企業に入って欲しいと思うのは保護者の誰もが願うこと。しかし、私たちが知っている有名企業はほんの一握りに過ぎません。ふだん広告などで目にしない企業にも、優良で、将来性の高い企業はたくさんあります。成長過程において保護者の干渉を避けたがるお子さまもいます。しかし、金銭的な支援はもとより、社会人としてのアドバイスを受けられる最も身近な存在として、内心では保護者の皆さまを頼りにしているものです。気を遣い過ぎたり避けたりせず、この機会っかりサポートしてあげること。情報を仕入れるなら、「就職する意味」「社会に出る責任」「働く楽しさ」「仕事とは何か」「その道のプロとは」…など、社会人の先輩としての見地からアドバイスするのに参考になる本を読んでおく事をおすすめします。とくにインフラ系企業、IT系企業、新興企業などでは、その商品やサービスと企業名が結びつかないこともよくあることです。聞いたことがないというだけで否定せず、どのような仕事をしているのか、ぜひお子さまとは別の目線で調べてみてください。に保護者の方から歩み寄ってコミュニケーションの取りやすい環境を整えてあげることは、就職活動をスムーズに進め、社会人としての第一歩をしっかり踏み出すためにも必要です。24就職活動についてもっと詳しく知るには、どんなものから情報を得れば良いですか?書籍やインターネットで情報は得られます。ただし、アドバイスの際には、「社会人の先輩として」の情報を。内定をもらった会社は名前を聞いたことがありません。そのまま入社させて大丈夫でしょうか…。どのようなことをしている会社なのか調べてみてはいかがでしょう。就職活動の状況を話してくれません。このまま放っておいていいものでしょうか?内心では保護者のサポートを求めています。お子さまとコミュニケーションの取りやすい環境を整えましょう。

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