立正大学におけるAPの取り組み
学生主体のフィールドワーク実習
立正大学では様々なフィールドワークが行われておりますが、プロジェクトCではとくに実践的なフィールドワークを実習科目として取り入れている地球環境科学部を軸にアクティブ・ラーニングの手法を取り入れていきます。さらに、これらの活動を通じて知の社会への還元を積極的に進めていくとともに、フィールドワークに対する世間一般の理解を広め、より安心安全な野外活動を実施できるように努めていきます。
グループワークを取り入れたアクティブ・ラーニング
セミナーをはじめとする実習科目は、個人のスキルを磨くだけではありません。コミュニケーション力を高めながら仲間とともに議論を深めるだけでなく、円滑に議論を進行できるファシリテーターの育成にも力を入れます。そのために、さまざまなグループワークの手法を取り入れる予定です。


地域連携型フィールドワーク
地球環境科学部は、地域に密着した調査・研究も行っています。ただ地域で調査するのではなく、地方自治体や地域住民とともに、地域に貢献するフィールドワークを推進します。その内容は地域活性化や観光推進、自然保護など多岐にわたります。
地域連携型フィールドワーク事例:
立正大学 社活 2018 北海道森町における古写真のデジタルアーカイブ(PDFファイル)
古写真のデジタルアーカイブとその地図化を行うイベント「街を知り、街をつくる」(北海道森町)




現地調査でのタブレット活用
双方向授業で利用するタブレットを、屋外で実施するフィールドワークなどの実習科目においても積極的に活用します。現地での解説や写真・動画撮影のみならず、さまざまな資料を収集することができます。


学生研究プロジェクトの推進
学科、ゼミ、学年の垣根を越えて、学生ならではの行動力と発想力を持った研究プロジェクトを応援します。具体的な調査計画を立案してプレゼンを行い、研究プロジェクトを年間4件まで採択します。年度末には年次報告会にて研究成果を発表します。
2019年度 学生研究プロジェクトの申請に関する詳細はこちら
2018年度学生研究プロジェクト 中間報告会




学生研究プロジェクトによる研究成果
以下に紹介する論文は学生研究プロジェクトによる成果となります。
泉北斗・関根一希・小林建介(2018)埼玉県川島町の農業水路におけるキタノアカヒレタビラ Acheilognathus tabira tohokunensis の採捕記録, 川博紀要 18号(2018):17-20.
なお、上記論文は埼玉県立自然と川の博物館ウェブサイト
かわはく資料室の研究報告のページで閲覧することができます。